車の匠 No.166 有限会社オートテイスト//新井俊一

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AUTOTASTE

SYUN ICHI

有限会社オートテイスト

新井俊一

オートテイストはなんだか居心地が良い。 それは新井代表の持つ雰囲気が店舗に反映しているからだろう。 古いベンツを知り尽くした匠であるにもかかわらず、すっと肩の力が抜けたような柔らかな雰囲気、そのままが反映された空間だった。 柔らかな雰囲気でありながら、どこかしらデザイナーのようなアーティストのような遊び心がみえる新井代表。 本物の「匠」とは頑固なこだわり派ではなく、寛容な心で傾聴し、センスが光る新井代表のような人の事を指すのだろう。

取材:サイバーブレーン朝妻

「こんな風にして欲しい」と言われる事が頭の中で映像みたいにイメージできるんですよね。

強み、特徴は?

2000年以前のベンツに特化しています。 特に70年代、80年代、クラッシックカーと呼ばれても良いくらいのベンツの修理や整備、カスタムを手掛けています。 今ピットに入っているベンツも74年のベンツなんですよ。 実はそのベンツは僕が乗っていた車なんですけど、お客様でこの車が欲しいと言ってくださった方がいて、お譲りしました。

販売もされているのですか?

お客様からの依頼があればしていますよ。 ただ、そんなに頻度は高くありませんね。 今回お譲りしたベンツは僕が販売価格を決めませんでした。

それはなぜですか?

僕が大切にして手をかけて、それなりの金額も今までかけてきたと思います。 そのお客様も僕と同じようにこの車を大切にしてくださる方だったからなんですよ。 ベンツに限らず、輸入車はよく壊れると言われていますが、それはその場しのぎの修理や整備をするからなんです。 ちゃんとした修理を日ごろからしていれば大きく壊れる事はありません。 今回お譲りしたベンツも10年20万キロ走っていますが、大きなトラブルは一度もないんです。 お客様も自分が大切にしていたように車に手をかけてくださる方だったので、お客様がこの価格で乗りたいと言われる価格そのままでお譲りしました。 実は、お譲りしたベンツは僕の起業のきっかけにもなったベンツなんですよ!

起業のきっかけになったベンツなんですか?

そうなんです。 もともと建築系の仕事をしようと学校で勉強をして、店舗設計をする会社に内定がきまっていたのですが、入社前にその会社が無くなってしまって、仕事をしないわけにもいかないので世田谷のタイヤの販売店に入ったんですよ。 その時がちょうどスーパーカーブームで、昔からベンツかポルシェに乗りたいと思っていたんです。 その事を友人に相談したら「先ずはベンツ、余裕が出来たらポルシェにしたら?」と言われて納得したんです。 その時に巡り合った車が74年のベンツで、走ってみたら「凄い車だ!」と思ったんですよね。 家族を乗せて走るも良し!足回りをいじってスポーティな走りを楽しむも良し!なんてオールマイティな車なんだろうと思いました。 自分が感じた良さを、同じベンツオーナーにも長く楽しんでもらえたらいいだろうと思い、ベンツに特化した修理をうけられるオートテイストを立ち上げました。

起業のきっかけにもなったベンツを手放す時は胸が痛かったのでは?

もちろん痛かったですよ~! 今回お譲りしたお客様は昔からお付き合いがあり、とても車を大切にしている方だと分かっていたのでお渡しすることができました。 車に手をかけるポイントが僕と似ている方だったので、大事な娘を嫁にやるような気持ちでしたがその方にお譲りして良かったと思っています。

運命の車でしたね!

本当にそう感じています。 実は運命を感じる出来事って僕の手掛けた車には結構あるんですよ。

御社のお客様について少し教えてください。

弊社のお客様は年齢層としては高いと思いますよ。 50代くらいになるのかな? 国産車や輸入車といったカテゴリーで見ている方はいなくて、ポルシェでもBMWでもベンツでも、その車に乗りたいから乗っていると言う人ばかり。 車の乗り方や、オシャレの仕方を知っている大人のお客様が多いですね! 僕自身オシャレはしていないんですけどね(笑)

つなぎが最高の正装だと思います!

ありがとうございます。 時々お客様にもそう言っていただく事があるんですよ! それは冗談ですけど、ベンツに特化しているからと言ってスーツでかしこまっているより、つなぎを着ている新井さんの方が話しやすくて気が楽だと言って下さいます。

それが長くお客様とお付き合いできる秘訣なのかもしれませんね。

36歳でオートテイストを立ち上げてがむしゃらに仕事をしてきましたけど、最初の10年は一人でやっていたので、昼間は商談して夜中は作業をするというスタイルでしたね~! それでも楽しかったんですよ!辛い事は何もないんです。 僕自身本当にただの車好きのバカですよ(笑)

お客様と接する上で一番大切にされている事は?

プライベートに立ち入らない事。 未だにどんな仕事をされているか分からないお客様もいますよ! 芸能の仕事をされているお客様でも、求められること以上に話しかけたりせずゆっくりお茶を飲んでもらっています。 僕の仕事はベンツを修理整備、プロデュースする事。 特にお客様についてあれこれ踏み込む事をしなくても、車内を見たりボンネットをあけたらおおよその事が分かります。 不思議とお客様の求めるカスタムのスタイルも分かるんです。 だからお客様から「こんな風にして欲しい」と言われる事が頭の中で映像みたいにイメージできるんですよね。 プライベートな事を伺わなくてもそのイメージが出来る限り、自分のポリシーを大切にしていきたいと思っています。

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