IWAMOTO MORTORS

YUJI IWAMOTO

イワモトモータース有限会社岩本雄次

岩本代表は日ごろ和装をする。車をいじるつなぎから和装に着替えたその立ち姿は「粋」である。 凛と筋の通った生き方、仕事の仕方、車との向き合い方、それら全てを立ち姿だけで感じさせる。 独自の路線を感じさせるイワモトモータースのラインナップも、筋の通った名車ばかりだ。 個性的なジープに出会えるとしたら、それはイワモトモータースをおいて他には無いだろう。

心底自分が「これはいいな~!」って思える車じゃなければお客さんにオススメもできない

これまでの歩みを教えてください。
昭和2年に祖父が解体屋を初め、父の代でバイクから4輪の中古車販売をして、自分の代で新車の輸入販売と旧車のレストア販売事業になりました。 私が中古車販売をするようになって、初めのうちは四輪駆動の車をメインにしていて、若いころはアメリカに買い付けに行ったりとかもしたんですよ。 途中でNOX法が出て、悩んだ時期もあったんだけど「ジープのガソリン車で特化してみたらどうかな?」と思い立ったのが今から13年くらい前だね。
13年前はどのような形でジープ専門店として営業していらっしゃったのですか?
その時は府中市の甲州街道沿いに店舗を構えてやっていたんだけど、99年からWEB対応を初めて、インターネットが普及して販売や在庫管理、その他色んなことができるようになった時って「週末車屋巡りに行こうよ!」みたいなことがなくなってきちゃったんだよね。 見るも探すもwebでできるし、見積もりも依頼もweb上でできちゃったらロードサイドに店舗を持つメリットがだんだん少なくなってきたと感じて閉めました。
店舗を閉めてからどうされたのですか?
もうね、リスタート(笑) 顧客台帳はその時一緒に働いていた若い子立ちに託し、退職金を割り増しで出して独立を応援したから、自分としては借金と在庫だけを抱えてリスタートだったよ。 若い子も自分で店を初めて、さて次は私だなと思った時が40歳、もうゼロスタートどころかマイナスからのスタートだったから「これからどうしようかな~!」って考えちゃったよね(笑) でもwebも早いうちから始めていたし、webからの問い合わせでフリーダイヤル(0120-414951 良い四駆来い)も早くに取ってたからもうどこでやっても一緒なんじゃないかって思いはありました。
急にシフトチェンジをするのは勇気のいる決断ですよね?
まだロードサイドの店舗が沢山ある中で、web主力に切り替えるのは大きな決断でしたね。 たぶん普通の中古の軽自動車をメイン商材にしていたらできなかったと思う。 ガソリンのジープ専門として特化していたからできたこと。 個性的な車だからこそできた決断だったんじゃないかな。 心底自分が「これはいいな~!」って思える車じゃなければお客さんにオススメもできないし、それができなければ商売なんてできないからね。
webをメインに営業展開されて感じることはありますか?
今はAT免許の方が多いでしょう?もう7割くらいAT免許だよね? その中でもジープって超ニッチな仕事になってきたなとは感じるよ(笑) でもありがたいことにずっとガソリンジープにこだわってやって来て、同じようなことをやっていた会社さんなんかは取り扱い車種を変えたりしていっているところも沢山あるけど、自分がこだわり続けることを支持して下さるお客さんに恵まれたからニッチなジャンルのオンリーワンに残れたと思っています。
ニッチなジャンルといえば、ジープ以外の車も輸入されていますよね?
そうですね。 リスタートをした40歳の頃、色々考える時期があって「何がしたいの?」って自分に問うた時、ジープの他にロシアの車を手掛けてみたいな~って思っていたんですよ。 リスタートして一人になったんだから、やりたいことをやってみようと思ったのが2006年。 その時、青年会議所の繋がりで知り合った人が日本にはないブランドを仕入れたり、コントラクトを結んでくるような仕事をしている人で、その人に年末の人もいない静まり返ったオフィスで「UAZを輸入したいと思っているんだよ」と相談したんです。 その場でメールを打ってくれたと思ったら、年明け早々に返事が来て2月には二人でロシアに行くことになったんです。
すごい行動力ですね!
やりたいことをやるためですからね(笑) 2月にロシアに日本の正装の着物を着て行って「日本で売らせて欲しい」と交渉に行きました。 今はもう輸入していないんだけど、またエンジンが変わったから再度輸入をする予定なんですよ!
なぜまたニッチ中のニッチな車を輸入したいと思ったのですか?
小さい会社なので、資金面を考えたとしてもどの会社とも競いあえないんですよ。 だったらどこの会社でも手軽に扱えない物を扱っている方が良いでしょう? 他社と競合しない世界で生きることが私の選択なんです。 その中で自分が好きで魅力的な車を探した時にUAZが心の琴線に触れたんでしょうね。 その思いを1万人に一人でも共有できる人がいてくれたらそれでいいんです!
UAZの他にロンドンタクシーも取り扱っていますよね?
最初はタイのトゥクトゥクを入れて見ようと思い、現地に行ってトゥクトゥクの新車を入れたりしていたんですけど、リーマンショック後に大規模なデモがあったりして観光客が少なくなったんです。 それでトゥクトゥクの新車を作っているところが辞めてしまい、輸入できなくなったんです。 6年前くらいの話しになるんだけど、トゥクトゥクがダメなら次はどんな車が面白いかな?って思った時にロンドンタクシーが出てきましたね。 他社と競合しない車を常に考えている訳ですから、最初は欲しいって言ってくれる人なんてはたしているのかな?と思っていましたね(笑)
プレスリリースに「ファイナルエディション」となっていますが今後ロンドンタクシーの販売はされないのですか?
いえいえ。プレスは4月20日に出しましたが、現行モデルが今年の7月で生産終了になるので「ファイナルエディション」なんですよ。 記念プレートをつけて限定20台だけ販売しています。 プレスから数日なのにもうかなり問い合わせが来ましたね。
ちなみに岩本代表が一番最初に購入した車も変わった車だったのですか?
変わった車ではないですね(笑)セドリックの230GXです。 3月生まれだから高校3年生で免許取得が一番遅いんですよ。 4月に誕生日のやつは4月半ばには免許を取って喜んでいるのに、私は卒業した頃にやっと免許が来る感じですからね。 免許を取って車に乗っている友人にジェラシーですよ。 免許はまだなのにクラスで2番目に車だけは買いましたね(笑)

whatsappイワモトモータース有限会社

イワモトモータース有限会社

03-3341-1190

営業時間:10:00~20:00

定休日:基本的に年中無休

東京都新宿区新宿2-2-1ビューシティー新宿御苑1202

http://www.kurumayayuji.com/