車の匠 No.186 株式会社ミラコラーレ/神奈川県横浜市港南区/野田憲隆

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MIRACOLARE

NORITAKA NODA

株式会社ミラコラーレ

野田憲隆

マセラティというちょっと変わった車の専門店としてハードルが高そうだと感じていたのはミラコラーレのドアを開き、挨拶をするまで。 店舗の話や車の話をしていくと、野田代表の話のペースや声のトーンが心地よく、自分が感じていたハードルは思い込みだったのだと気付かされた。 「輸入車は壊れる」というのも、きっとメンテナンスを怠った人の思い込みから生まれたのだろう。 ここならメンテナンスからカスタムまで、マセラティを隅々まで知り尽くしたプロが思い込みを払拭してくれるだろう。

取材:サイバーブレーン朝妻

ミラコラーレのスタッフは、間違いなく全員車好きの太鼓判を押せるメンバーが集まったと自信を持って言えます。

起業の経緯を教えてください。

ミラコラーレを立ち上げて13年になります。 元々は車とは畑違いの医療業界のサラリーマンだったんですよ。 医療関係のシステム開発をしていました。

ものすごいキャリアチェンジをされましたね!

22歳~26歳までサラリーマンをしながら86のレースに参戦していて、その当時はプロになりたいという気持ちがあったんですよ。 でも世の中そんなに甘くはないもので、いまだに現役で活躍しているレジェンドと呼ばれる方達との力の差を思い知りました。 その後、医療関連のシステム開発からIT業界に転職をした時に、とある車屋さんのシステムを作ることになったんです。 そこが僕のターニングポイントになりましたね。

車屋さんのシステム開発がターニングポイントになったのですか?

そうなんです。 当時「マネーの虎」に出ていた方の会社をITコンサルの形で見ていたんです。その方が倒産した老舗輸入車ディーラーを買収したんですが再建に手こずっていて、野田さんやってみないといきなり社長に就任したんです。 3年くらいで再生が終わり売却したのですが、それを機にプロ経営者として自動車ディーラーの再建を行う仕事をするようになりました。 車業界自体何も知らなかったので、最初は苦労しましたけどね! いくつかの新車ディーラーの再建後、雇われ社長でなく、自分の考えを明確に表現出来る会社を作りたいとミラコラーレを設立したんですよ。

自分の店を持つにあたってどんなお店にしたいという希望を持たれていましたか?

顧客側の期間が長かった自分からみて、自分が行きたいと思える車屋さんがなかったんです。ミラコラーレをオープンするにあたってまず考えたのが、自分が楽しいと思える店、あったらいいなを実現する店を基本コンセプト推進してきました。社訓としても「楽しいからやる」があるように、お客様と共に趣味の世界を突き詰めてくよう、自分の車をメンテナンス、カスタマイズしている気持ちで取り組んでいます。

今はミラコラーレがどのようなお店になったと感じますか?

昔は車の好きな人が車屋になったり整備士になったりしていますけど、今は大手ディーラーだとブランド力で仕事を選んで、車のことがあまり分からないという人もいるじゃないですか。 ミラコラーレのスタッフは、まちがいなく全員車好きの太鼓判を押せるメンバーが集まったと自信を持って言えます。

スタッフの皆さん明るくてお若い方が多いですね!

自分が大手メーカーに勤務している時に、ビジネスマナーや文章作成及び仕事の進め方に関してキッチリ叩き込まれたので、スタッフに対しても、厳しく教育しています。普通の企業と比較すると年齢やキャリア以上の仕事が出来る事で、自然と自信が付いているのではないかと思います。その自信が明るく、元気な姿となって表情に出ているのだと思います。

なぜマセラティをメインにしようと思われたのですか?

最初はインポーターからアルファロメオのディーラーを今いるエリアでやってくれと言われて店舗を探していたのですが、良い場所が見つからなったというのが一番の理由ですね(笑)半分は冗談ですが、ミラコラーレ立ち上げ時にお手伝いしてくれた車雑誌の編集長が「マセラティっておもしろい車だけど、専門店なんてどこにもないよ~!」と言われた事。 自分がマセラティに乗っていたのですが、メンテナンス出来る所がメチャクチャ高い正規ディーラーしかなかったこと、そしてカスタムを行いたくても社外パーツが何も売っておらず全てワンオフで作らなくてはいけなかったことから、自分でパーツをコツコツと作り始めたんです。 ある日、インポーター主催のマセラティのドライビングレッスンに参加したんです。 マセラティでサーキットを走るって大丈夫か?みたいなイメージがあったのですが、富士スピードウェイを数日間走り回った結果全然壊れる気配がなかったんですよ! それを機に同じ型のマセラティに買い替えて、オリジナルパーツを本格的に作り始めたんです。 パーツ開発のテスト走行をするためにサーキットに行きたくなりますよね。 オリジナルパーツを装着してフェラーリとの混走レースに出たら、フェラーリといい勝負が出来たんですね。 「マセラティがそこまで走る車なんだ!」って、僕もびっくりですけど、観戦していた人たちもびっくり! それがきっかけで、レースを見ていたお客様がミラコラーレにもお見えになるようになって、マセラティのユーザーが増えていったんです!いまでは日本全国からマセラティといえばミラコラーレと本当に遠くからご来店頂くお客様が多くなりました。

オリジナルパーツはどのような物を作られたのですか?

最初はね、アルミホイールを作ったんです。 一つの車種にしかつけられないアルミホイールで、売れるかどうかわからないのに100セット以上作っちゃったんですよ。 まぁ~最初は売れませんでしたね(笑)

そんなこと記事にしても良いのですか?

全然平気ですよ!5年くらいかけて完売したけど、倉庫に山積みにのアルミホイールを見ると頭が痛くなりました。いまでは笑える思い出! 最初はマセラティをカスタムするという文化が無かったからね。 自分たちでカスタムし始めた時はオーナーズクラブでも「変わった物、変わった車、変わった人」みたいに見られていたと思いますよ。

それでもマセラティのカスタムやセッティングにこだわり続けていたのですね!

そうなんですよ。 マセラティ自体は凄く良い車なんですけど、自分たちでメンテナンスやチューニングをしていくうちにメーカーでデチューンしているように感じたんです。 だから、僕たちはカスタムするというよりマセラティを素の良い状態に戻すという表現をしています。

性能をフル発揮する、素の状態に戻すためにどんなことをされましたか?

奇抜なことは特にしません。本来車の製造、設計を行う上でこうあるべき!と思われる部分を修正して走りを良くしたいだけなんですよね。まずは車を走らせて良い所と悪い所を洗い出しカスタムの方向性を決めています。例えば当社のロングセラー商品としていまだに売れ続けているアメリカのフォーミュラーダイナミクスという会社が出している、セミオートマの変速を速くするコンピューターがあります。最初にその製品を着けて欲しいという依頼をくださったのはイタリア人のお客様からなんです。 インストール後テストをしたらあまりにも良すぎて、次の週にはアメリカに飛んで行っていました!(笑) 「御社の商品の販売代理店を日本でやらせてください!」ってね!とにかくテストして良い物しか扱わない事に徹しています。

お客様の層について教えてください。

弊社にお見えになるお客様は皆さん車が大好きで大切にしている方が多いですよ!職業的に見ると半分はお医者さんですね。 年齢は一番若い方が免許取り立ての18歳から一番上は70歳の方まで。70歳の方がバシッとカスタムを決めてサーキットを走行する姿を見ると自分もそうなりたいと心の底から思います。嬉しいことに、一度お客様になって貰えるとマセラティ以外の車に乗り換えてもお任せ頂ける事が多いので、長いお付き合いのお客様が多いことが特徴かな。

接客をする上で心がけているポイントは?

真面目にやることです。 今までクレームがほぼゼロで来られたのは、一つ一つキチンと説明を怠らないようにしてきた積み重ねだと思っています。又お客様の車を自分の愛車として接する事で、より大切に扱うだけでなく、愛情を込めた提案を心がけています。 ホームページのメンテナンス日記も遠方のお客様への報告の一環なんですよ!

今後ミラコラーレでやってみたいことは?

今まではカスタマイズのオリジナルパーツを作ってきたのですが、車を長く楽しんでいただくために修理用のオリジナルパーツを強化していきたいですね! やっぱりお客様に「ここにきて良かった!」って喜んでもらいたいじゃないですか!

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株式会社ミラコラーレ

045-849-3031

営業時間:10:00?19:00
定休日:火曜日、第一、第三水曜日

神奈川県横浜市港南区港南中央通 7-18

http://www.miracolare.co.jp/