車の匠 No.217 アルフレード/千葉県君津市/鈴木正彦

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ALFREDO

MASAHIKO SUZUKI

アルフレード

鈴木正彦

鈴木代表はストイックに突き進む。できると思ったイメージを強く持って目標に一直線だ。 ただやみくもに進むのではなく、日本と世界の経済の流れを読んでいる。 真にスマートな考えを持ち、強い情熱を抱いている。 フェラーリの価値を日本一理解し、フェラーリに生涯をかけているのではないかと思うほど。 フェラーリの本当の価値を知りたいと思ったら鈴木代表と話してほしい。 熱い想いと本物だけが持っている価値を教えてくれる。

取材:サイバーブレーン朝妻

アルフレードをやっていなかったら今の自分じゃいられませんからね。

フェラーリに特化されているのは何かきっかけがあったのですか?

昔からちょっと車が好きだったんじゃないかな? 免許を取ってからフェアレディZに乗っていたのですが、4台乗ったんですよ。 スポーツタイプが好きでね、コルベットやBMWの6シリーズがいいなと思った時期もありました。 フェラーリはずっと憧れでしたけど、ただ自分が買えるのは猛烈に頑張って600万~700万くらいまでの車だと思っていたんです。 87年の第一回モーターショーが開催されて見に行った時にテスタロッサもあったのですが、フェラーリ328と目が合ったんですよ! その時に電気が走ったみたいに「あ!俺これ買える!」って思えたんです。 数年前に富士山を見た時と同じ感触が走って、アクアラインの開通が先かフェラーリを買うことが先か試してみようと思ったの!そこがきっかけですね

企業から何年目を迎えていらっしゃいますか?

1990年の4月29日にここをオープンしました。 その時は、僕自身経済力がそんなに無かったのでF1の各チームのグッズを扱うお店を立ち上げたんですよ。 ステッカーやTシャツやキャップを販売するショップでした。 喫茶店みたいなショップをやりたいと思っていたのですが、設備等の問題もあったので、自分達ができる範囲内のショップを始めました。 最初はね、できることは自分で何でもしようと思っていたから、ショーケースや棚を合羽橋の問屋街まで買いに行ったりしたんですよ。

それよりも前から車の仕事はされていたのですか?

その前は実は富津で漁師だったんですよ。 潜水士としてトリガイとアオヤギとミル貝を取っていました。 家族を養えるだけの稼ぎはちゃんとある仕事ではありましたね! 漁師の現場にいると地元の方言もありましたし、仲間もいたので楽しい仕事ではあったんですけど、フェラーリへの憧れには勝てませんでしたね。

漁師から車関係の仕事とはものすごい転身ですね!

学生時代に陸上をやっていて富士山と目が合った気がして「今は富士山の麓くらいかもしれないな」って思っていたんですけど、目があった瞬間、鳥肌が立つような感触がありましてね。 県大会などの大きな大会に照準を絞って走りこんだりしていたんです。 ストイックにトレーニングをしようと思って、ジーパンで砂浜を走ったりしていましたね。 目標が決まったらがむしゃらに突き進みたくなるんですよ。 怪我をしたこともあるんですけど、20歳くらいまでやって千葉県の記録は作りましたね! 大学からも陸上でスカウトがたくさん来たんですけど、競輪の学校に行こうと思って全国1位で実技は受かったんですよ! だけど学科で落ちるというオチが着きましたけどね。 でもそれでよかったと思うのは40代になってからでした。 アルフレードをやっていなかったら今の自分じゃいられませんからね。 まぁ、何が言いたいかというと、本気になって行動すればやれないことなんて無いんですよ。 最初はなんのノウハウもなかったけれど、本気になれる人や本気になれるものと出会って目が合った瞬間に「これだ!」という感じがしたらどんな転身でも怖くないものですよ。

なぜ漁師から車の仕事をしようと思われたのですか?

陸上をやっていた時は全国レベルの人と戦ったりしていたのに、大人になるにつれ、漁師の仕事をしていたこともあって地域密着になってきちゃったことを少し寂しいと感じたんだよね。 自分の人生の中でそれは無しだなって思ったんです。

類を見ない転身から現在の事業形態になったのはいつごろから?

バブルがはじけた頃かな? エンツォ・フェラーリが1988年8月に亡くなった後くらいに、フェラーリを崇拝していた人たちの間でフェラーリブームが世界的に巻き起こって、雑誌で見るたび、1ヶ月ごとに値段が上がるようになっていったんです。 今まではフェラーリは追いかけても追いかけてもフルスロットルで走っていく存在だったのですが、92年~93年ごろに「フェラーリが僕に近付いてきてくれた!!!」と思う出来事があったんです。

フェラーリが近付いてきてくれた出来事はなんですか?

当時、CORNES & COMPANY LIMITED(以降 CORNESと省略)にフェラーリ328というタイプを頼んだのですが、それがちょうどモデルチェンジで348というタイプがくることになったんです。 その一台を皮切りに、CORNESさんとの縁がつながったんです。 僕が乗っていたフェラーリを欲しいって言われるお客様が出てきたり、お客様が付いてくだされば当然仕入れもするようになりまして、仕入れ方法をアドバイスしてもらい縁も深くなっていったんです。 フェラーリが大好きだったのでこの環境はまさに「フェラーリが近付いてきてくれた!!!」と思える環境でしたね。

そうなるまでにはご苦労もあったのでは?

そうですね~!最初の頃は資金面でも苦労していたので、自分の車をお客様に販売して仕入れをしていた時期もありましたよ(笑) 銀行から融資を受けるのがあまり好きではなかったんですけど、販売戦略を一緒に考えてくれる銀行と巡り合ったので、自分の車を売ることからスタートして2台~3台と販売台数を増やしていくことができました。 97年に現在のショールームをオープンして、CORNESさんとのパイプを太くするため「販売協力店にさせてください!」と直談判をするまでになりましたね(笑)

鈴木代表の本気がフルスロットルになられたのですね!

4台~5台販売するようになって、CORNESさんの当時の部長に販売協力店の打診をした時に「なぜ弊社なのですか?」と聞かれたんですよ。 僕は即答で「この仕事に一生をかけようと思ったからです!」とお伝えしました。 その時の部長の話では本国の公認をもらわなくてはいけなくて、ちょうどモーターショーの時期もあって本国から担当者も来るから伝えておくと言ってくださったんです。 それから1か月くらいして公認が取れたとの連絡を頂きました。 そこからは積極的に広告や看板も出して動き始めましたね。

輸入車販売代理店との繋がりを作るもの大変だったのでは?

最初はね、当日芝浦のCORNESショールームに行ってフェラーリやロールスロイス、ベントレーを見てたら「自分の行くところじゃないのでは?」と思ったのですが、もしかしたら勘違いかもしれないと思って翌週にもう1回行ってみたんです。 そこで「やっぱり無理!」って確信したんですけどなんだか悔しくてね(笑) 人生の中で諦めたことなんかないし、これだけハードルが高ければやりがいがあるよなって思って3回目にショールームに行った時に腹はくくりました! これからの俺の人生はフェラーリだ!ってね。

店内に飾ってある写真は販売実績の表彰ですか?

あれはフォルサフェラーリというフェラーリのF50発表会の時ですよ。 CORNESさんの会長とも仲良くなっていた頃で、500~600人くらいでパーティーをした時のものです。 ニキ・ラウダとピエロ・フェラーリがいるから写真を撮りたいと思ってお声がけしたんです。

お客様も国内だけではおさまらないのでは?

2010年くらいだと思うんですけど、クラシケ(クラッシックフェラーリ)は投資目的や資産価値の位置づけになる車だと説明会を受けたんです。 そのくらいの時期からフェラーリを資産として保有するお客様も増えましたよ。 アルフレードで入れた車も海外で資産価値の上がる車を仕入れるターゲットにしましたからね。 海外も国内もこれからの経済の見方を理解できたら、必然的に他社とバッティングするラインナップにはなりませんでした。

経済の動向についてはどのように勉強されたのですか?

不動産を保有したりすると必然的に情報が入るようになるし、家族もいますからね、家族も困らないようにしたいじゃないですか。 証券会社だとかメインバンクから話を聞いていると分かるようになりますよ。

現在のラインナップはどのように集められたのですか?

フェラーリが好きな方にはフェラーリ好きのネットワークがありますからね。 お客様が「フェラーリを売るならアルフレードがいいよ」って言ってくださるんですよ。 それでも話がまとまるって難しいんですよ! 海外の相場を知っていらっしゃると、為替だとか税金の問題がありますからね。 価値がわかると売らない方が良いのでは?と思う方もいらっしゃいますし、タイミングの見極めは難しいと思います。

印象に残っているお客様のエピソードを教えてください。

先日の話なのですが、外資系にお勤めの方がいらっしゃったんですけど、アルフレードにある3台のフェラーリを見たいっておっしゃられたんです。 お見えになられた時に「こちらは乗りますか?投資目的にされますか?」って伺ったんですけど、お客様は「乗りたい」とのことだったので、乗るならオーバーホールはしてあるけどやめた方が良いですよってお伝えしたんですよ。 販売当時の価格を保っているので投資目的としては良いと思いますが、もし乗りたいならカーセンサーで実際に走っているものを買って乗られた方が良いと思いますとお伝えしたところ「そんな風に言う車屋さんは初めてです!」って目を丸くしておっしゃってましたね! 自分はプロとしてプレゼンテーションをしているので、古いタイプのフェラーリだと全て正直に伝えることが本当の仕事じゃないですか?

真摯な接客が鈴木代表の魅力なんですね!

メーターだって自分が本当にその距離だと判断すればそう伝えますし。 古いタイプだと分からない場合は正直に伝えます。 自分がお客さんの立場だった時にちゃんとした情報や価値を知りたいと思ってましたから。 買ってもらいたいからって、届いた情報を鵜呑みにしてお客様に間違った情報をお伝えするのは性に合わないんですよ。 性に合わない、というより絶対イヤ! だってこちらはプロですからね!

これからアルフレードでやってみたいことはありますか?

いま、ショールームを改築して大きくしようと思っています。 2~3年前からショールームの拡張をしたいと思っていたんですけど、今がそのタイミングなんじゃないかと思っているので着工を始めました。 車に関しては、古いタイプのフェラーリは今まで通りにやって、新しめのフェラーリも少し入れようかと考えています。

鈴木代表のようにいつかはフェラーリに乗りたい!と思われている方にアドバイスをお願いします。

フェラーリのココを見て!と言っても中古車なのでプロでも予測できないことはあるんです。 だから信頼の置けるところで買われるのが良いと思いますよ! 20年以上前に自分がフェラーリを探してみて、自分が興味があると分かると営業マンのセールストークが凄いんですよ。 お客さんを持ち上げるようなトークをするところはやめた方が無難だね。 ちゃんと価値が理解できるようなところで買うことをお勧めするよ。 本音で話せないと信頼にはつながらないからね!

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