車の匠 No.226 G-meister/神奈川県高座郡/山口孝二

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KOUJI YAMAGUCHI

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山口孝二

とてもきれいなファクトリーで、施工をしているスタッフへ声をかけている山口代表を見た。 時にラッピングシートの端に手を添えながらとても楽しそうに話している。 ボンネットの裏側までキレイに施工された車を写真に収めながら、車越しに山口代表の横顔と仕事への自信や経験してきたことが写りこんでいるような気持ちになった。

取材:サイバーブレーン朝妻

ラッピングをもっと身近に感じてもらいたいなと思っています。

起業して何年目を迎えていらっしゃいますか?

僕が24歳の時に始めて、今年で起業から15年です。 元々祖父の代から印刷会社を営んでいまして、僕はそこでデザイナーをしていたんです。 当時D1グランプリが始まったばかりで、ドリフトの車にステッカーを貼るのが流行っていたんですよ。 丁度僕がそういったステッカーをパパっと作れたので、それがドリフト仲間に広がっていったのが起業のきっかけになったんじゃないかと思います。

Gマイスターという名前の由来は?

印刷会社の中での一つの部署としてあったんですけど、独立した企業にしようと思った時に仲間でブランド名を考えようという事になったんです。 ほとんど仲間と話している中でインスピレーションで決まったブランド名でした。 10秒くらいで決まりましたね(笑)

キレイなファクトリーですが、15年前からこちらにあったのですか?

いえいえ。このファクトリーは4年前からなんですよ。 それまでは全部出張で、車のある場所に行って貼ってくるというスタイルだったんです。 当時は今のようにたくさんの車両を手掛ける事もなかったので出来たのですけど、いまはD1車両だけで言うと出場車両の25%くらいは弊社でデザインから施工までやらせていただいていると思います。 でもみんなレース直前で「なんとかして〜!」って言ってくるんですよ(笑) 僕も同じレースに出るのに(笑)

そういう時はどうされるのですか?

基本方針として、クライアントから無理難題を言われても「まずはトライしてみよう!」というのがGマイスターの姿勢ですね!

起業した当初からD1参戦もされていたのですか?

最初はしていませんでした。 先輩でアップガレージの前田謙さんが走っていて、僕はお手伝いで行ったりしていたんですけど、手伝いに行きながらちょこちょこストリートリーガルに出たりするようになっていきましたね。 自分で走り始めるようになってから、いろんな方を紹介いただくようになり徐々に車両のデザインやラッピングに関する仕事も増えていきました。

手掛けた車両で印象に残っているエピソードを教えてください。

ロールスロイスをマットブラックにラッピングしようという企画に参加したんですけど、かなりハイエンドな高級車をラッピングして色を変えてしまおうという人が少なかったんですよ。 僕達も経験が少なかったし、今のようなラッピングシートも無かったし、まわりも高級車だし何かあったら怖い!というので思い切ったことをするところが無かったんです。 当時は若かったですからね(笑) なんの根拠もなく「自分が責任持ちます!」って言ってやりましたよ!

ラッピングシート無しでどうされたのですか?

カッティングシートでした。 幅も1mしかないしつなぎ目もできてしまうので試行錯誤でしたよ! それでもD1車両のステッカーを手掛けていたノウハウがあったので、何とかうまくいきましたけどね! 今思うと奇跡です(笑) その車両をきっかけにランボルギーニやポルシェといった高級車のラッピングの依頼が増えてきたんじゃないかな?

高級車のラッピングにはどんな依頼が多かったのですか?

特にこれが多いです!っていうのは無いんですよ。いろんな車を手掛けていますしね。 でも、昔ランボルギーニのメッキのラッピングをやったことがあって、その時流行りだしていたんですよ。 僕たちは他の業者さんとお付き合いがなかったので独自手法でやっていたんですけど、オートサロンでラッピングのデモンストレーションをし始めて業者さんとの交流を持つようになった時「車にメッキのラッピングというのは面白い手法だ!」と一目置いていただけるようになったんです。 高級車に限った話ではないのですが「こうしたら良いのではないか?」「これをやってみよう!」と悩みながら作り上げたやり方がGマイスターのノウハウとして蓄積されているんじゃないかな?

高級車とレース車両が多いというイメージでした。

そうかもしれませんね(笑) レース業界に認知されるようになったのもポルシェのカレラカップがきっかけになったとおもうんですけど、出場車両の大半が僕も含み仲間が手掛けていたんですよ。 86ワンメイク、スーパー耐久やGT車両なんかもそうですね。

どうやってその輪を広げていったのですか?

ほとんどご紹介です。 もう人脈とかご縁でしかないんじゃないかな? もしくは、車にいっぱいお金かけてD1出たからかも?!(笑) それは冗談として、僕自身人脈とか縁を大事にするのがポリシーだから。 スタッフだって何かの縁が無ければGマイスターで一緒に仕事できませんし、仲間だって縁が無ければ集まっていないでしょうしね。

現在メインのラッピング事業のほかに研修事業もやっていらっしゃいますよね?

2か月に1度ラッピングのスクールをやっています。 Gマイスターではエイブリィ・デニソンというラッピングシートの取り扱いをしているんですけど、エイブリィ・デニソンではトレーナーという資格試験があって国内ではあまりこの資格を保有している人がいなかったので、そこを活かしながら講師をしているという感じですね。 北から南まで全国各地から生徒さんが研修を受けに来られていますよ。

研修プログラムはどのような感じですか?

初級プログラムはエッセンシャルコースという1日で終わる内容の物もあります。 フィルムの勉強とタッチアンドトライで体験をしてもらうのが短い研修です。 2日のプログラムが朝から夕方までみっちり詰まっているスクールオブラップというコースになっています。 生徒4人限定講師2人で実践が入るので、技術特化型のかなり濃厚な研修ですね。

生徒さんの中で暖簾分けをされたりもするのでしょうか?

ありますよ。 技術面でセンスの良い方は研修後もお付き合いをして、弊社の仕事をお願いする場合もありますし、地方の生徒さんだと弊社でデータを作って貼るものをそちらに送って張ってもらったりしています。

山口代表自身が教えたり手を動かす事はあるのですか?

忙しくて手が足りない時は出ます。 講師になるときもありますし、出張でレース車両のステッカーを貼る時もありますよ。 制作の段階でデザインに関する打ち合わせをお客様としたり、実際にステッカーを ための元データを作る時もあります。 スタッフに貼る作業の指示もするんですけど、デザインを図面に落とす段階で自分が手を動かしていたからわかるポイントは的確に伝えて仕上がるようにはしています。 僕のメインミッションは会社が円滑に回るようにすることなので、仕事の依頼を受ける事から人員配置、実際にお客様の車の施工することまで全部網羅していないとできませんからね!

ラッピングやステッカーの魅力を教えてください。

やはり塗装と比べてビニールですから弱いんですよ。 そこをあえて楽しんでもらえるんじゃないかな? 今は車もアッセンブリー交換の時代になってきたので、遊べるところって内装だったり外装になると思うんです。 本当は赤い車に乗ってみたいけど、リセールバリューを考えたら「やっぱり黒で!」ってなっちゃうでしょう? だったら2年だけ赤のラッピングして売却の時に剥がしてしまえば車体もきれいじゃないですか。 だからこそ、衣替えする感覚っていうのかな?気分を変えられるし車体も守れるし楽しめるところがラッピングの魅力じゃないかな?

これからやってみたい事はありますか?

今後は一般のユーザーさんへ向けてラッピングを広げていきたいですね! 例えば町のお花屋さんやお弁当屋さんが自分たちのデザインした車で走ってくれたら嬉しいじゃないですか。 個人事業主の方が広告宣伝をどうしようか考える時「車に貼ろうよ!」っていう選択肢がパッと出てきてくれるようにしたいですね! 生活をしていたら毎日駅まで歩くとか、買い物にいくまでに歩くとかしますよね? 横断歩道で立ち止まるタイミングで目につくのがやっぱり車だと思うのでラッピングをもっと身近に感じてもらいたいなと思っています。

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