車の匠 No.229 A/m/s/東京都稲城市/小西重幸

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A/m/s

SHIGEYUKI KONISHI

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小西重幸

午後から忙しいと聞いていたにも関わらずいつもの倍くらいの時間、取材と称してお邪魔してしまった。 小西代表は聞き上手であり、褒め上手であり、導き上手だからだ。 自分が客商売に向いているとは思えなかったと言われていたが、そんなことは微塵も感じさせない。

取材:サイバーブレーン朝妻

車を大切に楽しみたいと思われているお客様に遠回りをしてほしくないんですよ。

起業のきっかけを教えてください。

起業する前もメーカーのドライバーをやっていて、声がかかったらどこでもすぐに乗れるって事を考えるとどこかに所属することより、自分で判断して自分で動けることが良いんじゃないかと思ったんだよ。 ドライバーだけで生きるって考えていたわけではなくて、将来的なこともちゃんと考えて一般ユーザーさんも相手に仕事をしなきゃ不安定な仕事になってしまいますからね(笑) 一般ユーザーが相談できるショップも必要だと思ってamsを立ち上げました。 そうだな・・・全部を総合して起業のきっかけを言うと、自分の可能性をもっと追及したかったので起業したという感じかな?

プロドライバーが起業???どんなことをメイン事業にされたのですか?

ドライバー人生が優先だけど、ドライバーだけで起業するってリスクもあるし、先々も考えなくちゃいけないでしょう? それに自分の車のメンテナンスもしなくちゃいけないし、ダンパーメーカーにいたこともあってモノづくりも好きだし、競技車両も作れるし、作りたいし(笑) 色々できることはあるなって思って仕事をし始めたから「うちはこれがメイン事業です!」みたいな感じのスタートではなかったと思う。 それが33歳くらいの時。2000年だったかな? でもね、最初は一般のお客さんを相手に仕事をしようとは考えていなかったんだよ。

どんなお客様がクライアントになられていたのですか?

本当に自分が客商売に向いているとは思えなかったんだよね(笑) 最初の頃はラリーカーを作ったり、チーム運営というところに興味があったから、東京スバルに競技車づくりとPRの企画をしていました。 3年経って、2003年にチーム運営に携わるようになったんです。 企業の下請けのマネジメントをしたり、車両制作をするっていう会社だったから、企業相手の仕事をしていたことが多かったよ。

そもそもなぜ車に興味を持たれたのですか?

興味のきっかけはやっぱりスーパーカー世代ということもあって、スーパーカーブームなんじゃないかな?。 スーパーカーブームの時は子供がいろんな車に憧れるんですけど、その中でも僕が1番興味を持ったのがラリーカーだったんです。 小学校4年生くらいの時だったかな?親に買ってもらった最初の車がストラトスのラジコンです(笑) レーシングドライバーとラリードライバーではちょっと性格が違うんですけど、ラジコンもいじったり走らせていた頃を振り返ると、僕は小さい時からラリードライバーの性格だったんだ!って自覚しましたよ。

どのように性格が違うのでしょうか?

レーシングドライバーは人とタイムと競うイメージ、ラリードライバーはその時の道やコースの条件と己と戦うイメージだね。

ラリー選手はいつ頃されていたのですか?

ラリーは19歳から始めて20歳の時に「東北シリーズ」へ参戦したんですけど、毎年何戦か出ているうちに自分がずっと見ていた世界クラスのレースに挑戦したいと思うようになったんです。 大学に入ってからもラリーをずっとやっていて、走りすぎて卒業するまでに時間かかっちゃいましたけどね(笑) 就職活動の時期になって、みんなが普通の企業に就職していく中、僕だけ「いつか海外でラリーができる会社!」ということに的を絞って就職活動をしたんですよ。 その甲斐あってラリーチームのある会社に入社して、普段は技術部で商品開発をしながらレースの日はドライバーとしてのあちこち飛び回っていました。 25歳くらいの時だったかな?やっと夢がかなって、ニュージーランドやオーストラリア、マレーシア、タイの大会に出られたんです。

レーサーという業務と通常の業務の両立は大変ではありませんでしたか?

僕の場合は最初から職業としてレーサーでしたからそんなに大変ではなかったんですよ。 モータースポーツだと自主運営のチームはスポンサーからスポンサーフィーをもらって、それを年間でやりくりしながら運営するでしょう? 通常業務の中にスポンサー集めや運営が無い分、時間ができれば自主練で走り回っていましたね。

着実に夢を叶えていかれたんですね!

そうですね。 本当に濃い時間を過ごせたと思っていますよ。 でも、その時真剣にやりすぎて海外で挑戦して3年目のWRCオーストラリアでクラス優勝をしたんです。当時はものすごく嬉しいと思ったのですが、実際にそこから上を目指すのはとても苦しいし難しいんですよ。そう簡単な世界ではありませんでしたね。

今までの経験が全て今のメイン事業にも活かされているように感じます。

今のメイン事業としては、競技車両も作りますし、一般のユーザーさんの車検も受けますし、新規車両のテストドライバーもやったり、インストラクターをやったり、車関連の企業で社員研修の講師もやっているので、今まで自分が蓄積してきた経験はどの場面でも活かせているんじゃないかな?

多岐にわたる事業内容ですが、一番楽しいと思われるのはどのような仕事ですか?

高性能車両の同乗走行かな? レクサスISFとかスーパーカーみたいな車で同乗体験をしてもらうと喜んでくれるんだよ。 企業の研修とかだとみんな勉強しなきゃと思っているからわりと顔色が暗いんだけど、同乗体験すると研修生の顔が一気に明るくなるんだよね! あと、VIPのレセプションとかでレーシングタクシーっていうのをやると、多少堅苦しい顔をしていたお客さまも最後はみんな笑顔で帰っていくんです。 凄く嬉しい瞬間です!

amsとしてこだわっている事を教えてください。

いろんな部品を作ってきたんですけど、一番得意で一番奥が深いのがサスペンションなんですよね。 競技車両だとエンジンのパワーが高いのが良しとされて、ボディの作りなんかはレギュレーションで決められてなるべく軽く作るのが良しとされて、ウイングも空力を考えられていますからある程度の正解は科学的に導き出せるんです。 タイヤなんかも気温や条件下で左右されやすい部分もある中で、ドライバーのテクニックと車、車とタイヤを繋ぐうえで正解が見つけづらいのがサスペンション。 かなり人間の感覚に近いのでいろんな正解があるんです。 だから、乗る人のテクニックに合わせてフィーリングの合うサスペンションが付けられて、お客さまが満足できる走りになった時はとびきり嬉しいんですよ!

お客様の喜びを自分も嬉しいと感じられるなんて本当に車と人がお好きなんですね!

車が好きって言っても、靴を履き替えるみたいに何台も乗り換えられるなんて少ないじゃないですか。 それなのに自分の一番良いフィーリングが見つけられないなんて不幸でしょう? 情報も沢山ある時代だから、お客様自身でも正解がなかなか見つけられないんですよね。 少なからずお金のかかるものですし、車を大切に楽しみたいと思われているお客様に遠回りをしてほしくないんですよ。

細やかな配慮を感じます!

だって自分だったら遠回りするの嫌ですもん(笑) お客様に最短ルートをお見せするために、お客様がどこにプライオリティを置いているかヒアリングから始めますね。 「部品の何が欲しい」ということより「どんな車に乗ってどんな遊びをしていた?」とか「昔乗った車でどんなカスタムをしていた?」という過去の話から、どんなカスタムをしてどこを走ってが楽しかったのかをお聴きするんです。 配慮というよりそのあたりを理解することがスタートなんじゃないかな?

最後の質問になりますが、これからやってみたいことを教えてください。

モンテカルロラリーに出てみたいですね!やっぱり小さい時からの憧れですから。 後はヒルクライムやD1にも興味があるんです。 走りでチャレンジできるものってまだあると思うので、そこでどれだけできるのか自分を試してみたいんですよね。 でも最後はモンテカルロラリーですね!

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