MERCURY ENTERPRISE

KEN SATO

株式会社マーキュリーエンタープライズ佐藤謙

佐藤代表はたくさんの経験をされている。 その中には成功もあれば失敗もある。 それらすべてを未来のプラスに変換できるのが佐藤代表なのだ。 ドリフト選手としての数々の経験と、スクールやコーチングで2000人に車の楽しさを教え、そこから得たノウハウが凝縮したマーキュリーエンタープライズ。ここならドリフトに興味があるだけだった人も軽々と飛び越えられるハードルを見せてくれるだろう。

僕はずっと車好きを貫いて今日にいたるという感じですね

車を好きになられたきっかけは?
幼稚園くらいの時かな?「レーサーになりたい!」って思っていたんだよ。 男の子ってミニカーとか好きでしょう? 大人になるにつれてみんな色んな道を見つけるけど、僕はずっと車好きを貫いて今日にいたるという感じですね。 小さい時からどうやったらレーサーになれるか考えて、中学くらいの時に星野一義さんに弟子入りしようと真剣に考えた時期もあったんですよ(笑)
ずっと車好きということは学校も車関係のところに行かれたのですか?
実は、途中でやめたんです(笑) 母が画家で父が普通のサラリーマンだったんですよ。 さほど頭も良くなかったし、レーサーにはなりたいし、車は好きだけど大学に行くのもちょっと違うかと思ってカーデザインの専門学校に入ったんです。 でも、その中でもカーデザインを仕事にできるのは、美大出身の人で専門学校に入りなおしてカーデザインしているような人ばかり。 現実が見えたとたん学校に行かなくなってしまったんですけど、まあ母が画家で良かったと思うのは普通の親なら怒るところ、コッソリ中退したことも笑って済ませてくれたんです。
学校をやめて何をされていたのか伺っても大丈夫ですか?
全然平気(笑)アルバイトとAE86で走っていましたね(笑) 流石に20歳になって、バイト生活ではマズイしこれからどうしようかと考えた時に車の仕事ができたらいいなと思って仲間と一緒に車の会社を作ったんです。 知恵も経験も浅く、若気の至りもあって失敗してしまいました。
その後にマーキュリーエンタープライズを作られたのですか?
違うんですよ。ツーリングで知り合った偉い人から「応援するからもう一度車の会社をやってごらんよ」と声をかけてもらって再スタートしました。 最初16人で始めた会社なんですけど、3年で150人くらいの規模拡大が出来たので、今度は自分の会社をちゃんと作ろうと思って立ち上げたのがマーキュリーエンタープライズなんですです。
何度か立ち上げを経験した事が活かされましたね!
でも最初はやっぱり大変!(笑) 26歳の時、アパートと駐車場を借りてスタートしましたからね。 販売できる車両が1〜2台になり、2〜3台になり、駐車場がわりに資材置き場を借りてみたりして少しずつショップに近づいていった感じなんですよ。 販売はできるけど僕等もスポーツ系に特化していたので、メンテナンスや修理やカスタムもできる工場も無いと困るなと思っていた頃に、これまたツーリングで知り合った仲間のなかにスゴ腕のメカニックがいて「一緒にやろうよ!」と声をかけ、少しずつ大きくなってきてちゃんとマーキュリーエンタープライズとして法人登記できたのは平成16年なんです。
他にも店舗を出されていますよね?
マーキュリーエンタープライズは3つの部門があって、1つは工場の部門で、もう1つは輸入車販売をメインにしている部門、ここが国産スポーツカーをメインにしているんですよ。 その他に千葉にあるサーキットの運営も行っています。
サーキットですか?
はい。千葉の茂原にある南千葉サーキットっていう所なんですよ。 僕もドリフトの練習場所の確保に困った経験もありますし、小さい時にレーサーになれるか考えてもスポンサーを集めないとどうにもならないという現実があったので、自分が小さい時にこんなところがあったらもっと早くに夢を叶えられたんじゃないかな?って思ってね。 そこで車楽人というドリフトスクールを月に2〜3回開催しています。 ドリフト専用の車もレンタルしているので、専用車両を持っていなくてもできるんですよ。
ドリフトをしてみたい、興味がある、車で遊びたい!という人にはグッとハードルが下がりますね!
やはり自分が困ったという経験がありますからね。 それにドリフトもF1と同じくFIAの公認競技なので、暴走族あがりとかただの走り屋みたいなイメージを持たれ続けるのも嫌だなって思うんです。 アメリカではかなりメジャーなモータースポーツなのに、日本での認知度はまだまだ。 競技自体、スピードや角度なんかを気にして走るかなりストイックな競技ですから。 最初のハードルが高いと始められないでしょう? まずは楽しんでもらって、そこから本気の人はマーキュリーエンタープライズで車を作ることもできるので相談にも乗りやすい環境は提供できていると思いますよ。
佐藤代表もドリフト選手として活動されていますよね?
そうですね。やはり競技の認知度を上げていくにはいろいろな繋がりを作らなければいけませんし、自分自身がやらなければわからないことも沢山あると思って選手としても活動をしています。 その他にD1ライツに参加している下田紗弥加のコーチングもしているんですよ。
車楽人はいつごろから運営されているのですか?
車楽人は今年で30周年なんですけど、僕が運営をするようになったのは10年くらい前からですよ。 僕が引き継ぐ前は走行会がメインだったのですが、僕が運営するようになってからはスクールスタイルになりました。 ドリフトばかりではなく、グリップのスクールもやっているんですよ。 車幅がよくわからないとか、ブレーキをどこまで踏んだらロックするとか、通常の運転技術を上げたいという人もいらっしゃいますからね。
どのような層の方がお見えになられますか?
20代〜60代くらいの方が参加されているんですよ。リピーターさんが多いのも特徴ですね! 10年で2000人くらいの生徒さんに教えました。 それでもまだまだニッチな車の楽しみ方なので、共通の趣味としてスクールに来られた生徒さん同士でコミュニティーができたり、みなさんに楽しんでもらっていると思います。 最年少は16歳の現役高校生がお父さんと一緒に参加されているんですよ!
昔の佐藤代表と重なりますね!
そうですね。16歳ですけどかなり上手なんですよ! この経験でレーサーを目指すならその気持ちを貫いてほしいなって思います。 その思いもあるので、キッズの為のカートスクールをやろうかな?って考えているんですよ! エンジンではなくて電機のカートでドリフト体験をするスクール。 何度かプレ開催してみたら子供達からも楽しいと言ってもらえたので、車って楽しいという気持ちを育ててあげたいですね。 そうしたら大人になって免許をとる人も少し増えるかもね!
現在の在庫車両も佐藤代表の経験をもとに集められた印象を受けます。
僕だけの経験ではないんですよ。 ショップやスクールでお客様や生徒さんからの相談だったり、いろんな意見を総合して今のマーキュリーエンタープライズの在庫車両になっているんじゃないかな? 販売もやるからにはいい加減なこともできませんしね(笑)
これからやってみたいことはありますか?
車楽人でオートサロンに出してみたい! 30万人くらい来場されるイベントなので皆さん凄い車を出されると思うんですけど、僕は凄いカスタム車を展示したいわけではないんです。 パッと見は凄くないけどこれくらいのカスタムでこんなに楽しめるパッケージがあるよ!っていうのを展示したいですね。 とにかくドリフトのイメージを変えたい!認知度も上げたい!車って楽しいを伝えたい!

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株式会社マーキュリーエンタープライズ

042-625-2841

営業時間:10:00~20:00

定休日:水曜日

東京都八王子市緑町376

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