HOPE

JUNICHI TAKAHASHI

HOPE高橋 潤一

高橋代表の言葉はとても寛容で広く、そして暖かくて心地よい。 辛かった経験さえ過去の経験だと笑って話せるのだ。 苦しい思いをした人間はこうも人を思いやり、楽しませ、笑わせるという事が会話の中から感じられた。 ホープでカスタムをしたお客様は心から車を楽しませてくれて、心底笑わせてくれる高橋代表が好きだから通うのだろう。

「頼まれた事+1」をすることがきっと次に繋がるだろうと思ってやっていたら見てくれる人は見てくれるんですよ。

起業して何年目でいらっしゃいますか?
今は独立して2年目です。 今まで別のところで修理とかカスタムをしていたんですけど、やるなら自分の力でやりたいなと思っていた矢先に中古車販売をメインにしている会社の代表と知り合って、タイミング的に今だ!と思ったのでホープを立ち上げました。
今までのお客様は喜ばれたでしょう?
前からのお客様は車業界の筋の通し方だと思って連絡はしなかったんです。 でも、今のお客様には恵まれたと思っています! 起業して2年経ちましたし、そろそろお客様の為にも自分の業務を広く知ってもらわなきゃと思って、時々SNSの更新をするようになったんですよ(笑)
男気を感じます!
お店からお客様を取るようなマネはしたくなかったので・・・ バカ正直とは周りに言われましたけど、お世話になったところへの僕なりの礼儀だと思ったんです。
メイン事業について教えてください。
カスタムがメインです。今の場所ではリフトもないのと、預かり車両が多くなって手狭になってきたので第二工場も借りたんですよ。 大掛かりなカスタムに関しては第二工場の方でできるようにしていく予定なんです。 原付バイクの修理をして海外輸出する事業もやっています。
それにしてもレアな車が多いですよね!
僕が希少車だとか旧車なんかを直せるってお客様がわかっているからだと思います。 ライトカスタムもするんですけど、フルレストアの注文を受ける事も多くなってきて、ありがたいことに業務は詰まってますね~! スタッフは一人入りましたが、やっぱりメインの作業となると僕一人で手を動かすことも多いので、お客様にはちょっと待っていただいている状況ですね。
それでは次の課題は高橋代表の分身を作る事ですね!
そうですね!新しく入ったスタッフも車の仕事がしたかったらしく、鈑金塗装の学校に行っていたみたいなので、今後の活躍を期待しています。
希少車の横にキャンピングカーもありましたが、キャンピングカーのカスタムもされるのですか?
しますよ。内装変えたり、色々やっています。
カスタムの幅が広いように思うのですが、一番得意なカスタムを教えてください。
基本はファイバーワーク、ボディーワークですね。 今あるのはアクセラをベンツに見えるようにするカスタム。なんか凄い面白いよね(笑) ライトを変えてしまうと車検の兼ね合いがあるので、ライトを変えずしていかにベンツに見えるか勝負! だけど、カスタムだけで普通にベンツを買える値段かかっているんだよ(笑) そこであえてベンツを買わないところが面白くていいんだよね~!
なぜアメリカに行こうと思われたのですか?
10代はやんちゃな時期でしたからね。 元々アメ車が好きで、インテリアも好きだったんです。 やんちゃもずっと続けていられないし、周りに流されずに自分を確立しようと思って、自分の好きな事に関係する仕事をしたいと思うようになったんです。 でも甘かったですよ。英語も話せない、知り合いもいない、お金もない!みたいな状態でアメリカに単身乗り込んでいきましたから(笑)
アメリカで仕事に就くのも大変ではありませんでしたか?
いや~!今考えると無謀な事をしたと思いますけどね(笑)それも経験ですよ! ホームレス生活したり、道端でお金もらったこともありましたよ。 日本の100円ショップみたいなところでクッキーと水を買って、1週間それだけで生き延びたりしました(笑) 向こうで『ビビナビ』っていう日本人向けの求人雑誌があって、“鈑金職人募集”というのを見て。10代からバイクをいじっていたから根拠はないけど「もうこれしかない!!!」って思ってそこまで70キロくらい歩いていきました。
物凄いエピソードですね!
アメリカって公園の水も飲めないんですよ!泥水!?飲んだらお腹壊すんですよ(笑) あれは辛かったな~! そんな状態で、「もう行くところがないからここで働かせてくれ!」って言ったら何とかなりました(笑) 最初は週に200ドルのお金をもらいながら生活して、そこからちょっとずつお金も貯めて車も買いましたしね! その時の経験があるから日本に戻ってから大変だな~!って思う事も、「あの時に比べたらまだ大丈夫!死なないし、水も飲める!」って思えますもん(笑)
アメリカから戻ってすぐに車業界で仕事を始めたのですか?
それが違うんですよ。 色んな世界を見てみたくて飲食の仕事もしましたし、アパレルの仕事もしました。 アメリカから仕入れてアパレルのショップをやってそこを売却して、釣具屋を初めてそこも売却して。次への資金を膨らませていた矢先にカスタムショップから「オートサロンに出す車両を手伝って欲しい」って連絡が来たんです。 出来上がるまでに2か月くらいと聞いていたので、それくらいなら手伝えるな~って思ったら、そのままそのショップで4年働いていました(笑)
その時の経験も貴重な財産になりましたね。
そうですね。 そのショップに入庫する車両もランボルギーニやフェラーリが沢山あったので、4年間でスーパーカーはかなりカスタムしたと思います。
沢山の経験をしてお客様からも依頼が続々と入る中、現在心掛けている事は?
僕の場合、本当にお客様に恵まれたと思うんです。 皆さん理解してくださる分、僕もお客様の事を理解したいと思いますしね。 独立1年目は厳しいなと思う事もありましたよ。 生活するために業販の仕事ばかりしていましたし、自分が得意で好きな事というより頼まれた事が中心でしたから。 それでも「頼まれた事+1」をすることがきっと次に繋がるだろうと思ってやっていたら見てくれる人は見てくれるんですよ。 2年で仕事が何倍にも増えて、お客様と面白い車を作ったりできるようになりましたからね。
「ちょっとした+1」の他にも感じたのは、高橋代表の話しやすい人柄なのではないかと思いました。
堅苦しさはないかも!? キチンとした応接室に通されて、見積を目の前にスーツで商談っていう雰囲気じゃないからね。 車好きが集まってジュース飲みながらおしゃべりみたいな感じが多いもんね(笑) 作業しているのを眺めながらワイワイしてることもあるよ。
今後やってみたい事はありますか?
第二工場もちゃんと稼働させなきゃいけないんだけど、それは具体的に進めなきゃいけないことだからね。 今後はオートサロンにも出たいですね。 次のオートサロンも誘われたんですけど、今はまだその時じゃないと思うから再来年のオートサロンは出ようかな? ただ、僕一人の力で出るのではなく、僕と同期で工場長をやってた人たちも独立しているので皆で出ようと思います。 世代交代も始まっているし、皆でやればそこに付随するお客様も楽しめるでしょう?

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