現在の業務内容を教えてください
現在は浦和のショップの工場長として、現場の指揮指導、工程の管理などを行っています。 私自身、前職がBMWのディーラーのメカニックだったのですが、ボンドに入ってからカスタムを覚えて行くことが多かったので、そのあたりをスタッフにレクチャーしていますね。
現職ではBMW以外の車に携わることが多いと思いますが、色々な車を作り上げていることに面白さは感じていらっしゃいますか?
8年BMWのメカニックをしてからボンドグループへ転職をしたのですが、一番最初は分からないことばかりだったんですよ。 その当時はベンツが多くて、同じドイツ車でも全く違う内容だったので難しいと感じることが多かった記憶が残っています。 今はもう長くこの会社にいるのでどんな車も難しいと感じることは無くなって、面白いなと思えるようになりましたね。
板倉さん一番好きな車は?
ポルシェです。 911、997あたりのシリーズが好きですね。 フェラーリだとかっこよすぎちゃうんです。 ポルシェ独特のメカメカしい!?メカニカルな感じが好きですね! 元々BMWにいたのでドイツよりの車が好きなのかもしれません。 「機械的な物が好き」が発展してメカニックになったと思います(笑)
メカニックの面白さとは?
故障の診断はテスターに頼ることが多いのですが、それでもテスターの結果を見ながら故障箇所を探っていくんですよ。 それはどの工場も同じことをするのですが、お客様から「どこで見てもらっても直せなかった」と言われるような車を自分たちで直せた時はメカニック冥利につきますよね! 弊社の場合、設備も揃っていたり、経験豊富なスタッフがいるので、色々な車を整備修理してきた経験値が財産になっていると思います。
板倉さんはボンド浦和の立ちあげスタッフだったのですか?
そうですね。 ボンド浦和が立ちあがる3ヶ月くらい前に入社しています。
入社のきっかけを教えてください
今の社長とディーラー時代から付き合いがあり、前職を辞めた時期にたまたま電話がかかって来て「今なにしているの?」といった軽い感じの連絡だったんです。 その当時は今ほどボンドグループの規模も大きくはなかったので、時々遊びにいっていたのですが、突然面接になってあっという間に入社することになっていました(笑) そしてあっという間に入社から17年が経ってしまいました。
長く続けられる秘訣は?
おそらく私が一番あちこちに行っていると思うんです。 最初はボンド浦和で、その後武蔵浦和のボンドminiへ行ってフロントとメカニック兼任でしたし、次にオーディオ専門のところにもいて、またボンド浦和に戻って来ているんです。 ボンドの他店舗にも行っているので、ずっと整備ばかりをやっていたわけでもないんですよ。 それもまた面白さだと思っていました。 だって普段は乗れない、自分では買えない、街中でもあまり見ない車ばかりを扱っているじゃないですか! それを触れるってめったに無いことですしね! そのあたりが大きなモチベーションです。
板倉さんの認識されているボンド浦和の強みは?
昔は販売がメインではなくて、チューニングやカスタムがメインだったんです。 今は昔からの強みを活かした販売や、認証工場も自社所有しているので、全てワンストップで車を楽しんでいただけます。 ボンド浦和の隣にオーディオ専門の店舗もあるので、まだ一般販売される前の新車が入って、オーディオ関連の取りつけをすることで、お客様にお伝えできることも増えるんですよね。 そのあたりが自社の強みだと思っています。
メカニックのスタッフは何名体制でやっていらっしゃいますか?
8名です。 毎年新卒採用をしているわけではないのですが、熟練スタッフだと弊社の代表よりも年上もいますし、若手だと3年目で1級整備士資格を持っているものもいます。 採用後の教育は社員全員でやっていますね。 フロントとメカニックの仲が良いので仕事は比較的スムーズに進みやすい環境になっていると思います。
ボンドグループの中でも店舗によってカラーが違いますね!
そうですね。ここは長くやっている店舗なので既存のお客様が多いと思います。 ボンド東京だと新しい店舗ということもあって、ボンドグループの中では新規のお客様が多くなっていますね。 ご来店いただくお客様のニーズによって各店舗異なる印象になるのではないでしょうか?
各店舗違うことをされていると思いますが、全社で共有する情報もあるのですか?
ありますよ。修理事例だったり、新車の情報なんかは社内で共有する仕組みがあるので、大阪の店舗でも東京でも、こちらでも共有していますね。 定期的にメカニックの集まりを開いて、故障の事例なんかの共有もするようにしています。 若手も情報共有に参加していくことで「ボンドグループ」のブランド力の底上げができたら良いなとも思っています。
これからの課題は?
課題というほど大げさなことではないのですが、私がまわった店舗の中でもボンドminiはカフェのような店舗で、お客様が何も用事がなくても遊びに来て下さるような場所なんです。 ボンド浦和もそんな活気ある開かれた店舗になったら良いなと思っています。 弊社のユーザー層のお客様だと海外に行ったりお忙しくされている方が多いのですが、整備や車検などでお見えになった時はスタッフみんながお客様と接しているので、趣味の話で盛り上がったりしているのを見かけることはよくありますよ。
これからやってみたいことは?
情報共有やメカニックの定期的な集まりは開いていても、まだまだ会社としてまとまっていない部分はあると思うんですよね。 新人が入って来て、新人であることを理由に「○○ができない」というのはちょっとおかしいなと考えています。 だってお客様からすると、ボンドグループのスタッフとしていその場所にいることは熟練スタッフも新人スタッフも変わりないじゃないですか? 誰が来ても修理整備がスムーズに行くような仕組みづくりをして、まとめ上げていきたいなと思います。