これまでの歩みを教えてください。
峯田自動車が株式会社になったのは昭和53年前後なのですが、その前から続いています。 父が社長なのですが、まだまだ現役で頑張っていますね。 私は学校を出て、整備を3年、板金を5年やってから、ずっとフロント業務をしています。
現在のメイン業務について教えてください。
下請け業務が中心で、板金をお受けしています。 整備認証も取りましたが、コーティングも販売も行っておらず、板金一筋ですね! 整備に関連する板金もあるので、そういった内容を「ここは整備の仕事!」と切り捨てず、一緒にできることはやっています。 近隣のお客様の依頼はお受けしていますが、個人のお客さまからの依頼は10%ないくらいです。 業者メインの仕事が中心です。
御社の得意とするジャンルはありますか?
弊社の技術で出来る事は何でもやるんですよ! 入庫しているのが輸入車とか どれが得意とか、専門とかは決めていません。 オールジャンルで出来る事がプロの仕事だと思っています。
板金の会社の中でもかなり大きい会社だと思いますが、従業員数は何名くらいいらっしゃいますか?
役員含み、現在23名です。 ディーラーの協力工場をやっている会社だとそこそこ大きな会社が多いので、弊社が特別人数が多い会社というわけではないんですよ。 仲間うちにはあまりないんですが同じ規模の会社は結構あります。 ターゲットにするお客様によって規模は変わってくると思います。 私たちもお客様があって、現在の会社になったと思いますね。
現在どのような体制でお仕事をされていますか?
数台で受注することが多いので、同じ週に同じだけ納車するというような感じですよ。 まとまった台数が来るので、それなりに人数がいないと賄いきれません。 個人のお客様をターゲットにしていたら、ここまでの人数にはしていなかったと思います。
元請けの企業への営業は峯田さんが行かれるのですか?
私は口下手なほうなので、基本的には口コミや紹介が多いと思います。 元請けの方から話を聞いたとか、担当者の方が他の会社に移られてまた弊社に依頼を下さるとか、そういった感じが多いですね。 飛び込みで営業してもあまり仕事をいただける事がなく口コミや紹介などで今の状態になりました。(ちなみに昔とは車種も仕事の内容も全く違います。) 設立時は営業をしていたと思いますが、私はその仕事を引き継いで、絶やさないようにすることを主にやっていました。
先陣の築いたものを守って行くというプレッシャーはありませんでしたか?
特にプレッシャーはないと言えば嘘になるかもしれません。 でも、あまり考えすぎないようにしています。 妻からは大変よねと言われたりすることもありますが、社員の数、お客様の数諸々を考慮しながらやっていかなくてはならないので、今の状態で最善を目指す気持ちが強いのかも知れません。 大変なこともある分、倍くらい楽しいこともありますよ!やっぱりこれだけ社員もいますしね!
社員の皆さんとの関係性の深さが今日伺って見て気づきました!
私は良いことも悪いこともそれも皆受け入れて考えるので もめることも一概に悪いとは思えません。しかし社員の立場になって考えるとそれは 同じとは言えないと思います。ただそれも含め人数がいると楽しく感じます。 大人数でいると、多少もめても雰囲気悪くなりませんよ!周りも分かっていますしね! いまどきな若い職人もいれば、無口な職人気質の人もいる。 一緒に働く仲間がいるって、なんだかんだ言ってもやっぱり楽しいですよ!
現在の課題は?
やはり人だと思います。 弊社だけでなく、業界全体の課題とも言えるのではないでしょうか? だから本当に今いる職たちは宝ですよ!これだけ抱えられない会社もありますし、採用がなかなか決まらない会社もありますからね。 採用できたとしても、やらされ仕事ではなく、自分がやる仕事としてまたはその環境を会社として作り上げる事だと思います。
社員さんのモチベーション維持のためにやっていることは何かありますか?
月に一度の全体会議で一人一人の社員の話を聞いています。 聞くだけではなく、発言や提案をしてもらうように促しています。 自分の提案で何かしらのプロジェクトが立ち上がれば、責任感もつきますし、周りも「じゃあやってみようか!」と協力するようになるんですよね。 プロジェクトがうまくいったら焼肉食べよう!と話しているのを聞きましたよ(笑)
月一会議をやり続けて変わったことは?
職人でありながら、売上を考えるようになりました。 あえて言うなら一人の技術に頼らず共通知識として品質、効率を考えていくと言ったところでしょうか。 私自身トップダウンが得意ではないので、社員一人一人がチームとして考えてくれるようになったら良いと思っています。 実際うまくいかないこともありますよ!でもトライ&エラーを繰り返してうまく回るようにしていけたらと期待もしています。
今後やっていきたい事は?
必要とされる仕事をしていきたいですね! 今後板金業界は大きく変化すると言われていますが、弊社自体がお客様によって現在の体制になったと思うので、これからも形が変わっていくかもしれません。 結局最後は人と技術だと思います。今後は社会に必要とされるサービスを提供し社員にとっても協力会社にとってもより 良き環境を持った会社を模索して作り上げていく事こと、人を通じ技術を通じ社会に貢献出来るような会社であり続けることが目的です。 だから、今後も仕事を守り続けるのが自分のミッションでもあり、社員全員のミッションであると思います。