TAKERO'S

TAKORO SATO

有限会社 タケローズ佐藤健朗

終始ユニークな会話で取材を受けてくださった佐藤代表。 頭の中でカスタムのデザインが出来上がる工程について伺った内容は、素人にとってとても興味深い物だったのに、それをいとも簡単に「イメージしたらすぐに3Dにできるよ!」とおっしゃられていました。 それは長年の経験がなせる業であり、匠の技術でもあるのだろうと感じました。

フェラーリでも軽自動車でも自分の車だと思って扱っています。

タケローズを立ち上げてどのくらいですか?
社名のタケローズは出張専門業者をしていた頃に、自分の工具がちゃんと分かるように「TAKERO'S」と名前を付けておいたものが社名にもなりました。 その仕事が上手く回るようになって工場を持つようになりました。 平成元年から独立したので、起業から28年が経ちました。 かなり昔からやっているんですよ(笑) 現在の場所は平成6年からですね。 老舗と書かれる事もありますが、わりと先進的な取り組みもしています!
オートサロンでお見かけしていましたが、かなり色々な賞を取られているんですね!
今年はとっていないんですけどね(笑)去年まではぼちぼちいただきました。
イベント出展をしてからどのようにお客様から反響が来るのでしょうか?
最近は昔の車が注目されているでしょう? 弊社にステージアにGTRのエンジンが乗っている車があるんですけど、オーストラリアとかカナダ等、海外で人気があって年に4回くらい取材にも来られるんです。 直接弊社に連絡がくるというより、それを見た方が問屋に連絡をしてくださる感じですね。
パーツメーカーとしてプロダクトを発信されているという事ですね?
そうですね。パーツメーカーでもあり、カスタムショップでもあり、ボディショップでもありますね。 FRPのバンパー制作がメイン事業になっています。 とはいえ、自社オリジナルだけ作っているというわけでもないんです。 他社のパーツでも制作依頼があれば作りますよ(笑) 基本的にボディショップとして、板金のブースも持っていますし競技車両も扱っているので、そういったトータルした内容が事業内容になりますね!
そうするとお客様の層としてはエンドユーザーではないのですか?
エンドユーザーさんと業者さんが半々くらいなんですよ。 もちろんエンドユーザーさんから直接来る時もあるんですけど、フェラーリでも軽自動車でも自分の車だと思って扱っています。
御社のカスタムの特徴を教えてください。
ワゴンが多いんです。 自分が荷物を沢山積めるタイプのバンとかステーションワゴンとかも好きなので、そういった車がかっこよく見えるようにするのが弊社のカスタムとしては多いかな?
デモカーのデザインは佐藤代表がされているのでしょうか?
弊社は3人でやっているのですが、私がデザインする時もあればスタッフがする時もあります。 3台デモカーがあれば、3人別々で作っている時もあるんですよ。 デザインを絵にかいたりCADで図面をおこす時間が勿体無いので、頭の中で出来上がったものを3Dの型にして作っていますね。 お客様の製品を製作する時は書きますよ!
どうしてボディショップになろうと思われたのですか?
タケローズを立ち上げる前までは、出張修理専門の業者として仕事をしていたんですよね。 メカニックもやっていたので、得意なワゴンやバンやトラックをいじったり、直したりしていたんです。 車にどんどんコンピューターが入るようになって、キャブレーターをどうにかして車を直すという時代ではなくなっていったんですよ。 私自身パソコンが苦手だったので、コンピューターの入っている車の波に乗れなかったのがきっかけかな? 当時パソコンも車一台買えるくらいの値段でしたしね。 車の業界で上を目指したいという気持ちもあったのと、レースもやっていたので車業界でもエンジンをいじる人間が花形でボディは裏方みたいなポジションだったんですよ。 「それならボディショップになって面白い事をしてみよう!」と思ったわけです!
レースも出ていらっしゃったのですか?
私は趣味程度でしたけど、メカニックとしてレース車両を担当していました。 レース車両だと、瞬時に判断して直していかなくては動かなくなってしまうという厳しい世界なので、時間内にやらなければいけない事が沢山あるんですよ。 人と同じ動きをしていては時間がかかってしまうので、常に状況判断を迫られる事の連続でしたね。 そこでかなり凄い経験をさせてもらったと思っています。
昔と今でオーダーされる内容に違いはありますか?
昔は3年かけて1台を仕上げる方もいらっしゃったんですけどね、今はそんなに時間かけてまで作りこみする人は少なくなりましたね。 ビジネスとして考えた策が、自社オリジナルのエアロを作る事だったんです。 エアロは型さえあれば作れるので、長期間車の作りこみをしなくてもエアロだけ変えれば車の雰囲気も変わるでしょう?
自社オリジナルのエアロは当時どのように販売されたのですか?
大黒ふ頭や山下公園等、車好きの集まるスポットに乗っていくと「どこでやったの?」「このエアロ何?」と声をかけられるんです。 そこが最初の発信になって、弊社のエアロを着けた人が口コミで「タケローズのエアロだよ」と言って下さるんです。 スタートはそんな感じで広がって行ったと思います。
これからやってみたい事は?
強くて軽いカーボンを活用した商材開発をしてみたいですね~!

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有限会社 タケローズ

042-569-1425

営業時間:10:00-19:00

定休日:日曜、祭日

東京都武蔵村山市伊奈平3-27-2

http://www.takeros.jp/