ヒルトップを立ち上げてどのくらいですか？
平成元年がらやっているから、29年目だね。 その前は普通の会社員。でも車関係の会社にはいたから車業界で仕事と考えるとかなり長い方だと思うよ。
四駆に特化されたきっかけは？
今のスタイルになる前は普通の乗用車も販売していました。 私自身ラリーとかダートラが好きだったのと、キャンプとかスキーとかアウトドアの使い勝手が良い事を自分でも理解していた事がきっかけかな。 あとは、四駆の販売を始めたころ「私をスキーに連れてって」という映画も流行ったでしょう？ その時に四駆がブームになった事が大きいよね！
今と昔で四駆ユーザーの変化を感じる事はありますか？
昔はオフロードが好きで朝から晩までいじっている人と、かっこいいから～という理由で流行りに乗った人に分かれていたよね。 最近では燃料とか燃費の問題で遊びの車に乗らなくなったと感じる事が多いかな。 だいたい奥さまが遊びの車を許してくれないでしょう（笑） エコの時代になって残っているのは、本物の四駆好き、アウトドア好き、もしくは普通乗用車には乗りたくない！というこだわり派だと思うよ。
本物の四駆好きでコミュニティが出来上がりそうですね！
そうだね！今はSNSがあるからお客さん同士でBBQ行ったりしてるみたい。 ここの会社を私一人でやっているので、なかなか最近は集まりに参加できないんだけどね。
都内でオシャレな四駆を見かける事がよくあるのですが、そういった車種を手掛ける事はあるのですか？
オシャレな四駆だとFJクルーザーあたりを綺麗に乗るお客様が多いんじゃないかな？ タウンユースも出来て良い車だと思うよ。
オートサロンで御社の車をお見かけしたのですが、その他のイベントには出られていますか？
好きなイベントは行くんだけど、自社車両を出すのはオートサロンくらいだね。 昔は四駆も沢山出ていたけど、今年は四駆が少なかったでしょう？ 去年までは自社のデモカーを出してたんだけど、今回出した車両はお客様が「自分の車を出したい！」と言ってくださったので弊社で仕上げて出しました。
どこでもサバイバルができそうな個性的な車両でしたね！
お客様は喜んでいましたね！インスタが凄い事になったと言っていましたよ！ 作り込みはお客様の要望を聞きながら決めていったんですよ。 トラックの後ろについてたのはロトパックスっていう、水を運んだり出来るやつです。 アメリカとかどこにでも水場があるわけじゃないから、水積んでおかないと困る事もあるでしょう？そのためのタンク。 そういった装備のカスタムに関しては弊社で出来るんですけど、塗装とかは提携工場に依頼をかけたりしてましたから、期間的に2カ月近くかかったかな？ 最終的に公道を走れる承認は取ったので、これからいろんなところに行くんじゃないかな？ 今回のコンセプトとしては、大陸で何千キロを走破する時のエマージェンシーに対応できる車ってところかな？ こんなカスタムするの弊社くらいだと思いますよ（笑）
車を作る時はコンセプトを決めて作られる事が多いのですか？
どうかな？ コンセプトを決める時もあれば、予算に応じた提案をする事もありますよ。 一番多いカスタムはリフトアップとタイヤだね。
イベントに出られて問い合わせは増えましたか？
直接車の販売に繋がる事は少ないよ。 それでも何で出ているかと言うと、四駆って出展車両でも少なかったでしょう？ 沢山の人が見る所で、四駆ってこんなにかっこいいんだ～というイメージを持ってもらう事で少なくなった四駆人口のボトムアップができたらいいなと思っているんだよね。 普段四駆に触れる機会のない人にも認知してもらえたらいいね！
お客様対応で心がけているポイントを教えてください
「よく話を聞く事」 カスタムとかチューンアップって聞くと敷居が高いように見てると思うけど「何をしたい？どんな事をしたい？」とよく話を聞く事で実はそんなに高い敷居でも無かったと分かってもらえるものなんですよ。 初心者の人でも相談して貰って大丈夫ですよ！ 専門店化している所はある程度知識が無いと話も出来ない所もあるみたいですけど、それも会社の問題ではなく対応する人の問題だと思っています。
これからカスタムをしたい方へアドバイスをお願いします！
飛び込んでみなければわからないものって沢山あるからね。 気軽に電話でもしてみてよ！ 弊社でアドバイスできる事は対応しますよ！
