PROGRESS

TAKESHI KATOU

株式会社プログレス加藤毅

「職人+講師+ビジネスマン=加藤代表」 加藤代表は鈑金塗装の業界のことを思うと、悲観的な考えを簡単に捨てられる。 なぜなら自分が新しい魅力的なものを提案していけばいい!と言えるからだ。 それを独り占めすることもできるのに、良いと思ったことは他もやったらいいし海外から持ってきた技術も自分だけで使おうなんて思っていないと言うのだ。 今回の短い取材の時間で心を打たれ、加藤代表のファンになった。

絶対必要じゃないものにお金を払うなら、僕らが魅力あるものを作って提供していかないとね!

起業までの経緯を教えてください。
プログレス自体は現在7年目なのですが、始める前も同じ車の業界にいました。 気が付いたら車業界自体は29年いることになるんだけど、長いよね(笑) もともと僕が都内でプログレスの立ち上げの頃からのスタッフだったんですよ。 そこで板金塗装の部門として働いていたんですけど社長からプログレスを引き継ぐ形で現在のプログレスはスタートしました。 最初は同じ都内でやっていたんだけど場所の裏にマンションが建つことになっちゃって、どうしても移らなきゃいけなくて現在の場所は3年前に引っ越してきました。
車業界を一生の仕事として選んだきっかけは?
バブル期ってスーパーカーブームでね。 スーパーカーのレプリカも沢山あって、その時の修理とか整備もそういった車がよく入庫していたんですよ。 その時の車の板金塗装職人さんが最低でも100万くらいのお給料をもらっていることを16歳の頃に間近で見ていたんですよ。 「この業界は手に技術をつければこのくらいのお給料がもらえるんだ!」って思って飛び込んだのが車業界に来たきっかけですね。
現在のメイン事業について教えてください。
車の板金塗装がメインです。 板金塗装を長くやっていると「これは無理」って固定概念ができると思うんですけど、お客様から難題が出た時どうやって応えていくかがプログレスの腕の見せところだと思っています。
その腕の見せところが評価されて店内にあるトロフィーの数になっていらっしゃるんですね!
あれはカスタムカーのコンテストに出た時のものですね。 オートサロンにも出ていますよ。 今年のオートサロンで金色のベルファイアを出していて、ニュースにもとりあげられましたね。 あれ実はラッピングだと思ってたって言われることが多かったんですけど、全部プログレスで塗装したものなんですよ!
直接作業されることが多いのですか?
自分でやることもあるよ。 ショーに出す車は自分で手掛けていることがほとんど。 会社のメイン事業としては塗装とカスタムだけど、それがすべてじゃないと思う。 僕のミッションをあえて言うとしたら車の業界に新しい風を吹かせることかな?
どのような新しい取り組みをされているのですか?
若い子が車離れっていうけど、それって車業界自体が同じことをずっと続けているように見えちゃうからだと思うんだよね。 僕が今やっていることは海外でもどこにでも行って、新しい技術を国内でも取り入れられるような仕組みをプログレスから発信すること。
具体的にどのような技術を海外から国内にどのような技術を持ち帰られたか伺ってもよいですか?
メッキ塗装の仕組みを習得して国内で取り扱いができるようにしました。 その他も細かいものはいろいろあるのですが、それが国内で受け入れられるかどうかはやってみないとわからないところではあるんですけどね(笑)
かなり特殊な塗装ですね!
そうですね。特殊な塗装技術なので職人はまだ少ないんですよ。 弊社で研修をして日本国内の取扱店舗とアジアでの代理店権利を持っているので、海外への研修出張もしています。 海外だと韓国や中国によく出張があるのですが、研修を受けた方から「先生!」といわれると恥ずかしいというか、おかしな気分になります(笑)
加藤代表が海外出張に行っている間はスタッフの皆さんがカスタムの受け入れをしていらっしゃるのですか?
そうですね。ここはみんな独立しているんですよ。 個人事業主がインハウスしているステーションといったところだね。 塗装、カスタム、オーディオのプロフェッショナルが受け入れをしている感じです。 でも、一般の中古車販売店さんからの依頼って少ないんですよ。ニッチなお客様ばっかりです(笑)
ニッチなお客様の心を掴める裏技はあるのですか?
う~ん。基本的に断らないことかな。無理難題を相談されても断らない。 どこに行っても断られていた塗装やカスタムに関する内容だった時は「やってみるけどダメだったらゴメン!」とは言いますね。 でも「加藤さんに頼んでダメだったらもうどうしようもない!」って思ってはいただけているみたいです(笑) その分、全力でやりますからね!やりもしないで断ることはしないんですよ。 希望を具現化する為の工程を理解していただいて付き合ってくださっているのが弊社のお客様の層にあたるんじゃないかな?
ユニークなお客様が沢山いらっしゃるんでしょうね!
確かにそうかもしれません! 車だけじゃない依頼も結構あるんですよ!
車以外ですか?
自転車のスポークを塗ったり、メガネのフレームを金色に塗ったりとか、会社のデスクを塗ってみたりとか、クラブを一軒丸ごと内装カスタムしたりしたよ! 昔は口コミが多かったけど、SNS経由で変わった内容の相談をいただくことも多くなりましたね。 海外から来る相談はほとんど僕のFacebookから来ています。 海外からの相談内容がちょっと大掛かりなものだと、その人に連絡とってすぐ行っちゃうんですよ(笑)
フットワークが軽いんですね!
そこからどんなビジネスに繋がるかわからないからね。 言葉ももちろんよくわからない状態で「僕英語しゃべられへん!」って言ってるのに電話してくるからね(笑) それならそっち行って話聞くわ!ってなるんですよ。
海外からの依頼で一番多いものは?
カスタムペイントを教えてほしいっていう内容が一番多いですね。
色々なことをされていますが、今後やってみたいことはありますか?
まだ国内にない技術を見つけて、身に着けて日本に持って来たいですね! これから鈑金塗装の業界は確実に変わっていくと思うんですよ。 残っていくとしたらオールペン塗装かな? それも今のままじゃ良くないと思うので、良くないと思うだけじゃ始まらないから僕が先に新しい技術を持ってきて、その技術が必要な人たちにレクチャーしていきたいと思います。 だってさ、車のカスタムって生活するうえで必ず必要ってわけでもないでしょう? 絶対必要じゃないものにお金を払うなら、僕らが魅力あるものを作って提供していかないとね!

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