Anijaブランドを立ち上げられてどのくらいですか?
11年くらいだね。 その前は建築関連の仕事もしていたんだけど、何しても面白くないと思ってたんだよね(笑) それでも仕事はしなきゃいけないからがむしゃらにやってきたんだけど、ある程度、資金をためることができたから10代の頃から好きだった車のカスタムを仕事にしようと思ってここを始めたんだよ。 本当はスローライフじゃないけど、こじんまりやっていこうと思ってたんだよね。 でも面白いカスタムばっかりしていたら今の規模になっちゃった。 特に金儲けしてやるぜ~!とか考えてなくて、こんなことできたら楽しいな~と思うことを形にしてきただけだね。
一番沢山手掛けられている車の種類は?
ランボルギーニ。 ちょい悪でカッコいいのがいいよね!
他にない車のデザインをされていますね!
特に絵を描いたりとか3DCGを作ったりとかはないんですよ。 全部頭の中でイメージと形が出来上がっています。 それを職人さんに伝えて一つ一つ仕上げていくイメージ。 本当は絵が描けたらいいんですけど、絵心が無くてね(笑)
デザインコンセプトはどのように決められているのですか?
お客さんとある程度話をして打ち合わせをした後は、納車まで見ない方がほとんどなんですよ! トータルのバランスで作るんですけど、途中で見ちゃってお客さんの意向が入っちゃうとバランスが崩れちゃうんだよね。 車って部品とかパーツだけで見ちゃダメ、まして途中の工程なんて見せられないよ! 粉まみれだし車もバラバラになってるし(笑) 途中の工程ではかっこよくなるのか、どうなるのか想像もつかないと思うよ! でもほとんどお任せのお客さんばっかり! Anijaブランドの基本コンセプトは「動と静」。静かでありながら戦闘的で情熱がある。 メーカーの範囲までカスタムが食い込まずに、引き立たせるデザインをしてるね。
お客様のイメージとAnijaブランドの融合なんですね!
そうだね。 完成した後にお客さんの彼女が「この色は嫌!」とか言われたら、その後はお客さんに任せるけどさ、最終的にバランスがおかしくなってトンチンカンになっちゃうよね! こっちは朝から晩まで車のことばっかり考えてるわけだし、プロだからほぼNGになることはないよ。
実際に代表が手を動かすことはあるのですか?
最初と最後はやるよ!Anijaステッカー貼るとかさ!(笑) でもメインミッションはプロデューサーなんだよ。 プロデューサーは実際に手を動かしたらダメ、流れが止まっちゃうから。 的確な指示をして流れを止めないことが重要だよね。 でも、オートサロンで出してた全面スワロフスキーの車はストーン貼りしたよ! 全部は貼ってないけど(笑) やっぱり餅は餅屋なの!
制作過程がとても気になります!
クレイモデルだったり、発泡スチロールを車に張って形を考えるの! その上にファイバーを貼っていくんだけど、成型の段階でおおよそのトータルデザインは見えてくるよ。
今までで一番面白いと思われたカスタムを教えてください。
全部楽しいけど、今は来年のオートサロンに向けた車を作るのが始まったよ。 この前納車した車を気に入ってくれたお客さんが「気に入ったからもう一台作ってほしい!」っていうオーダーがあってね、トータルで2,500万くらいかけて完成させる予定。 スワロフスキー貼りも楽しかったけど、今はオートサロン用の車をカスタムするのが楽しみだね!
制作のインスピレーションは何かヒントにされているのですか?
別にないな~! もちろん、ぶわっとアイデアが湧いてきた時に形にできる社内社外の体制を整えるのは大事だよ。 あ!ウィンズ株式会社は私が代表じゃないの!太郎さんが代表取締役として社内社外の取り仕切ってやってくれているよ! 太郎さんがいるから私が次から次へとアイデアを出せるんだよ、 でもね、最近は考えに考え込んで作った車はヒットしない事が多いかな(笑) ぱぱっとテンポよく浮かんだも方がヒットするんだよ!
Anijaブランドの特徴を教えてください。
特に男の子ってさ、メンコでもなんでも人より強いものが欲しいし、変わったものが欲しいと思うんだよね。 既製品の色を変えるだけじゃオンリーワンにはならないんだよね。 ワンオフってそこが違うと思うんだよ。 オンリーワンでナンバーワンになれるのがAnijaブランドの特徴じゃないかな。 毎回同じの作ってないから正直特徴って言われてもわかんないよ!
山田代表が車に興味を持たれたきっかけを教えてください。
なんだろうね~!物心ついた時から車が好きだったとしか言えない! でもね、最初はバイクに乗ってて、その頃から自分のバイクもこんなデザインにしたいな~とか思ったら形にしてたんだけど、10代にうちに車を買って仲間と一緒に楽しんでたね。 買った車やバイクを自分好みに作ったら「それ売って!」っていう後輩が出てくるんだよ。 その時はまだ商売にしていなかったんだけど、そこがAnijaブランドをスタートさせる原点かも!?
色々なメディアにも取り上げられていましたね!
あ~!パイセンTVとかとんねるずの番組で田舎を走るやつとかでしょ? 面白かったのはプロドライバーが物凄い狭い駐車場に止められるかどうか!っていう番組の企画があって車両提供したよ。 思ったんだけどさ、プロドライバーだからって運転が上手いわけじゃないね!走るのが速いんだよ(笑) TVの企画とかいろいろ話が来るけど、面白い企画ならやっちゃう!