SUNBEAM

MUNEHIRO FUKUDA

サンビーム株式会社福田宗弘

人通りの多い道路沿いに「診て見せて魅せる」そんなファクトリーがあった。 車を診ているメカニックの仕事風景は何処を取ってもプロの仕事が光って見え、その真摯な姿は心くすぐり魅せられる。 BMWのカスタムプロショップとしての仕事をお客様に提供するというプライドがここにあるのだろう。

「マニアックで極限までこだわった究極の事をやっているショップ」という認知を広げたいと思っています!

とてもキレイなショップですね!
1972年に創業して、今年社屋をリニューアルしました。 我々で3代目になるんですよ! 1Fは工場で、2Fは工作室とラウンジがあって、3Fはパーツの展示販売をしています。 超マニアックなパーツばかりなんですけどね(笑) 全てのフロアは外から見ていただいても大丈夫な作りにしています。
設立当初から整備工場をメインにされていたのですか?
前身はタイヤやパーツ卸をメイン業務にしている会社でした。 父が引き継いだ後は私たち兄弟で運営を引き継ぎ現在のスタイルになりました。 私はサーキットメインのゴリゴリなんですけど、弟はお客様のヒアリング係ですね。
現在の御社の特徴を教えてください
私も含み、ここにいるスタッフが皆メカニックなんです。 認証工場なので、車検のご依頼を受ける場合もありますし、整備、カスタム、ストリートのチューニングからサーキット用のチューニングまでお受けしています。 アライメントテスターや車種ごとのダイアグテスターもありますので、足回りのセッティングやメンテナンスを色濃くできるというところがサンビームの特徴ですね。
ご認識されている強みは?
通常だと車を買う→整備するという流れだと思うんですけど、そこまではどこのショップさんでもできる内容だと思うんです。 弊社の場合は、車の購入から整備、エアロや機能部品を含むカスタマイズをお客様のニーズがあればお応えしていますし、サスペンションのセッティングも行っています。 機能的なセッティングだと中古車販売店だと難しいジャンルになるのですが、私たちはその部分を最も得意としているんじゃないかと思います。 下のファクトリを見ていただいたらお分かりになると思うのですが、BMWの「M3」「M5」「M6」「Z4M」といった特別なスポーツモデルに特化した仕事をしているので、沢山の商材を揃えて沢山売るようなショップではないんですよ。
それは会社の方針として戦略を立ててその車種に特化されたのですか?
一時的にはそうでした。 M3単独の部品構成もあるので、それをアッシー交換ではなく部分的に直したりすると、M3固有の直し方というのが見えてくるんですよ。 そうすると、そういったスキルが弊社に蓄積するんですよね。 サーキットを走る車も「Mモデル」が多いのでその流れでどんどん特化していったという感じですね。
サーキットでのチューニングスキルが店内にあるパーツ販売にも反映されているのですね!
そうですね。 弊社においてあるパーツは見ていただくと機能部品が多いんですよ。 何処のショップでも置いてあります!といったパーツはあまりおいていないので、どちらかというとドレスアップのカスタムというよりは、走りに重心を置いたショップに属するのではないかと思います。 弊社のお客様には目的意識がはっきりされた方が多いんですよ。 だから大量生産大量販売されたパーツだと車のポテンシャルの7割が発揮されたら良いレベルだと思うので、そうじゃないレベルをお客様から求められた時に「これならフルにポテンシャルを発揮できますよ!」という物を厳選するようにしています。
オリジナルパーツも置いていらっしゃるんですか?
色々あるんですけど、ここにあるマフラーは弊社オリジナルですね。 マフラーは弊社でデータを取りに取りまくって制作されたものなんですよ! ワンオブワンのショップを目指していますからね。
一番のこだわりは?
絶対にブレないところとしては、機能を落としてまでのカスタムはおすすめしないんです。 弊社で扱っているパーツも見る方が見れば機能美なんですよね。 今売れているものと良いプロダクトというのは比例しないわけで、売れるからと言って弊社ですぐお取り付けするという事はないんです。 ブレずに「現在までの弊社の蓄積の中で実績のある間違いのない物」をおすすめしてご納得いただけるお客様の車にお取り付けするようにしています。 取り扱う商品にも、それを取り付ける環境にもこだわっていますからね。
プロショップのプライドを感じます!
お客様の求めるA~Zまでお応えしてのプロショップですからね! メンテナンスからパーツを交換してチューニングするところまで1台1台きっちりやらせていただいています。 だからというわけではないと思うのですが、一般のお客様だけではな、中古車販売店さんからの依頼も結構あるんですよ。
中古車販売店からはどのような依頼が多いのですか?
ミッションを修理する時にディーラーさんに持っていくと「ミッション交換で200万かかります」といわれた修理が20万で直りました!なんて記事が他の中古車販売店から出ちゃうと、全国から不動のMシリーズが入ってくるんですよ。 ユーザー層としては、一般ユーザーと業者さんと半々くらいになるのではないかと思います。 アライメント調整なんかは輸入車ディーラーさんから依頼をいただく事もあるんですよ。 今まではお店も古かったので仕事内容の表現方法もよくわからなかったんですけど、今後は知る人ぞ知るマイナーなショップみたいな感じではなく「マニアックで極限までこだわった究極の事をやっているショップ」という認知を広げたいと思っています! ニッチな事を極限まで!なんてマイナー事をメジャーにしていけたら面白いですよね!
販売されている中古車も拝見しましたが、こちらも厳選された1台なのでしょうか?
そうですね。 やっぱりBMWのMシリーズばっかりなんですけど、仕入れてから納車整備の手の入れ方がたぶん尋常じゃないと思いますよ(笑) 一度ミッションも全部降ろしてメンテナンスしちゃいますからね! 普段からメンテナンスの基準が高いレベルにあるお客様の車を扱うことが多いので、そこはきっちりやっておくところですね。
なぜそこまでストイックにできるのですか?
新しく買う車に関しては、厳しく見ようと思っても自身で所有しなければわからないじゃないですか? ボディが綺麗、内装が綺麗、禁煙で走行距離もほどほどでというわかりやすいスペックもあるとおもいますが、ディーラー認定中古車でもやっていないレベルのメンテナンスまでをしているカスタマーと日々お付き合いさせていただいているので、その質の高さを自分たちの販売する中古車にも反映したいんですよ。
そこまでやると価格帯にも反映するのでは?
たしかに! でも、購入後にあれこれメンテナンスでかかるより、最初にしっかり直してメンテナンスを入れた状態をサンビームが手掛けた車として出した方がお客様にとっても良い事じゃないですか? 10万キロでクラッチが滑っていないけど、10万キロでみんなミッションとかクラッチの心配をしながら買うのであればその心配がいらない弊社の車を買った方が良くないですか? そのクラッチも交換するのか、交換するのであればプロがやった方が完璧ですよね! 使われるオイルもリッター3000円以上するオイルを使って日々お客様の車をメンテナンスしていますから、そのクオリティはフィードバックしていますし、なにより中途半端なメンテナンスではサンビームの車として出したくないんですよ。 ここまで弊社を知っていただくと価格帯にもご理解いただける方がほとんどです!
これからやってみたい事はありますか?
今、ちょっと古い車が多いのですがMシリーズは整備にお金をかける人が多いんですよ。 その中で新しい車もやっていかなくてはいけないと思い始めています。 10年経ってやっとできたことや、お取引先がスーパースペシャリストという場合もあるのでそういった中で弊社ができたプロダクトなどもあるのですが、古い物は古い物で継続を続けつつ、新しい物にも目を向けて行きたいなというのが今後やっていきたいことでもあり課題でもありますね! サンビーム自体マニアックであまのじゃくなんでしょうね(笑) 他社さんでできることは他社さんでお願いしてもいいんです。 私たちはきっちりとした仕事をして、サンビームで修理した内容を2度同じ修理が出ないような道標を作って、他社ではやっていないようなプログラミング等を充実させていきたいと思っています。

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サンビーム株式会社

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