アップカレンツの成り立ちから教えて下さい。
会社の創業は昭和29年に祖父の代からです。戦前からの食堂とお寿司屋さんからはじまりました。先代も飲食業でしたが、3代目として憧れから(笑)中古車業に転換しました。兄が大手中古車販売店に勤めていたことと、自分がクルマに興味を持っていたことが切っ掛けです。
何故ベンツなのですか?
父のベンツを私が事故って廃車にしてしまったのですが、それでも本人は無事でいられたことで、その安全性を含めた完成度の高さに魅力を感じました。これを機にアップカレンツとして松戸に出店したのが始まりです。当初からベンツワゴンの販売と整備を専門にそれ以来13年半が経過しました。
海外にも留学されていたと聞きましたが?
日本で大学を出てから、日本の狭い社会だけでなく海外の広い世界も見るように言われて、どら息子として(笑)アメリカ留学も経験しました。日本に帰国後1年ほど修行、兄と5年半程一緒にやった後に独立しています。
会社の規模感を教えて下さい。
今のご時世外車が売れにくい状況です。大規模でも廃業された会社も有りますので、お客様へ行き届いたサービスを提供できるように規模は小さくやっています。私と川村マネージャーとの二人です。川村マネージャーとは中学一年の加藤先生からの付き合いです。D組です。ちょっとやんちゃなクラスで贔屓の多い先生でした(笑)卒業後、マネージャーは10年半ほどベンツディーラーのメカニックをやっていました。その後、一緒にやろうと声をかけてから現在の態勢に至ります。
現在の主たる業務は?
お客様のカーライフサポートが基本です。「売るだけの会社」は「売るだけ」で「後々のこと」を考えていないですよね。クルマは「後々」が長いんです。それをきっちりサポートすることが出来るために整備にも力をいれています。長くお付き合いいただける会社を目指して中古車販売だけでなく保険/修理/整備も扱っています。お客様の半数近くは店舗近辺の東葛地区が中心ですね。 お客様に感動を提供することをモットーに「当たり前のことを当たり前に一つ一つ丁寧に」対応しています。
他社に負けないセールスポイントを教えて下さい
うちは大した会社じゃないです。「当たり前のことを当たり前にやる」会社なので、うちに比べて劣るような同業の他社がいることは困ります。何が優れているというのではなく「車屋さん」として「お客様に対して出来なければいけないことをやっている」だけの会社なんです。
齋藤さんのプライベートについて教えて下さい
趣味はサーフィンとバイクです。サーフィンは週一回ロングボードを24年ほど(!)続けています。主に千葉県の海ですね。経営者として人として追い込まれている時でも、サーフィンの瞬間はイヤなことを考えないで済みます。乗った時の快感がストレス発散にもなります。大学の時に「格好いいから」が理由でモテようという下心で始めました(笑)でも、実は硬派なスポーツで意外にチャラチャラしていないんですよ。 バイクは…あまり乗っていませんが、愛車はヤマハTW200で高校生の時からですね。盗んだバイクで走り…出した訳ではないです(笑)川村マネージャーとは当時から専属メカニックになってもらっていました。こちらも格好いいからが切っ掛けですね。見た目から入ります(笑)
着ぐるみを着ると伺いましたが?
個人的に後輩のために、人に喜んでいただくボランティア精神に則り着ております。趣味ではありません。イベントで依頼が有ってのみですので、プライベートではなくイベント専用です(笑)
今後の展望について教えて下さい
自動車業界が縮小傾向にあるので、そこに注力することは難しいと思っていますが無くなるものではないので、自分たちが出来ることをやっていきたいと思っています。立地的にはヤナセさんやシュテルンさん等の競合に太刀打ちは出来ないので、他の地域を含めた多店舗展開を考えています。お客様に寄り添って細く長く良い関係を築いていきたいですね。お客様に得が有って「商売させていただく」形でいたいです。慢心が有ってはいけないですからね。
※どうしても載せたかったので、最後は自慢のトイレの写真にて。「インスタ映えしそうなトイレ」はそうそう有りませんので、ぜひご利用ください(笑)