THREE ARROW

KEIJI KATAGIRI

スリーアロー片桐慶二

片桐代表は矢のようにまっすぐに自分のミッションを遂行する。 遂行というより突き進んでいる。 無骨な風貌とまっすぐすぎる姿勢は時に誤解されることもあるだろう。だけどそれでいいと貫きとおせるのは、顧客と仲間を大切にする片桐慶二という生き方がそうさせるのだと感じた。その魂がビルダーとしてアメ車に反映されているのがスリーアローの車となって全国を走り回っているのだろう。

一流のスタッフと一流のサービス提供ができてなきゃ一流のチーム作りはできないね。

車業界で仕事をされるようになったきっかけを教えてください。
高校に行ってる時にアレンネスの本を見て衝撃を受けたんだよね。その後本物のビルダーってどんな感じなのかを知りたくてアメリカに行ったんだよ。 刺激を受けてちゃって、帰国後「絶対一流の仕事をするところに身を置きたい」と思うようになったのがきっかけ。
一流の仕事を学ぶためにされたことは?
バリーフーの川上さんのところで手伝いをしながらサンディングの基礎だとか覚えました、若くて与えられた仕事はモンク言わず何でもやるならいいか!って思ってくれたんじゃないかな(笑) 人の何倍も働いたと思う。自分が目指しているものに対して、その時の仕事の内容は全部吸収できると思ったから。
起業はいつ頃されたのですか?
20年前。法人化して15年になるよ。
先ほどスタッフさん皆さんで一斉に1台の車に対して作業をしていらっしゃる様子を拝見しました!
そうだね!スリーアローはカスタムに関する各プロフェッショナルがチームで車を作りあげるスタイル。アメリカではわりと一般的なんだよ。
なぜチームで制作するスタイルを取られているのですか?
それはお客さんの為でもあり、スタッフの為でもある。 たぶんウチのメンバーはどこの職人さんよりももらっている給与は高いと思う。 技術職なんだから良い職人は賃金が高くて当たり前だし、そのサービスを待ってるお客さんがいるんだから全力で応える体制を作れなきゃチームプレイなんて無理でしょう? 一流のスタッフと一流のサービス提供ができてなきゃ一流のチーム作りはできないね。 プロの仕事をする一流のチームを作っていく事が俺のミッションだから。
片桐代表の思うプロフェッショナルの流儀とは?
もしかしたらスリーアローは値段が高いって有名かもしれない。でもそれで良いと思ってる。 各セクションのプロフェッショナルがその価格の仕事をするんだから、適正価格だよ。 車に安くて良い仕事なんて職人を泣かせる以外ないもん。 職人を機械みたいにこき使って泣かせてるだけじゃ不平不満も溜まるからその職人の最大限のパフォーマンスが発揮できない、負のスパイラルでしょう? そんな仕事じゃ職人達の親御さんだってかわいそうだよ。 俺たちはお客さんの想像を超える最高の仕事をして、輝いてる最強ビルダー集団でいるために技術の向上も怠らない、だから適正価格ですって言えるよ。 それだけの対価をもらうならそれだけの責任も背負うから。
お客様の満足度も高そうですね!
20年目で顧客は2000人を超えて、リピート率は90%、クレーム率は0.01%。 仕事は総合品質だと思わない? 代車無料は当たり前だし、代車いらないって言うお客さんには普通に送迎もするよ。 とにかく、何もかも明確にしてるんだよね。ブラックボックスは一切なし! 日本の点検記録簿の基準って60項目程度なんだけど、スリーアローは200項目。 エアコンとかは車検に関係ないから無視することもできるだろうけど、夏場の時期で車検なんて言ったらエアコンも見ておいて欲しいでしょう? 代車だって点検だってちょっとした心遣いなんだよね。心遣いは当たり前の事としてスタッフにも伝えるようにしているよ。
お客様への説明資料も分かりやすい!
今はSNSでお客さんと連絡とりあうから写真を入れて連絡してる。 今やっている作業内容も細かくこのパーツの交換が必要だとか、車を一度バラバラにして写真に撮って説明してるよ。 パーツも本国に発注したものは明細の果てまで全部写真に撮って送って、明確にしているんだよね。
制作現場でワンオフのパーツを作っていらっしゃいましたが、あのパーツもお客様からのオーダーですか?
そうそう。アメ車ってほとんどのパーツは探せば絶対に見つかるんだけど、仕様上無い物に関してはスリーアローで作ってる。もちろんお客さんと綿密な打ち合わせをしてからね。
お客様との連絡が物凄くマメですね!驚きました!
それはそうですよ! 対価を頂いて仕事をするんだからお客さんに納得してもらえる仕事をするのがプロ集団のルール。 バラバラにしてトラブルシューティングをするところから、交換しなきゃいけない部品の写真撮り、パーツの発注の明細、取り換えた後の写真、その間の打ち合わせや電話連絡も含み、これだけ細かく説明してお客さんと密に連絡を取り合っている車屋なんて無いんじゃないかと思う。
ここまで細部にこだわった仕事と密な連絡をする理由は?
車は「足」じゃないんだよ。お客さんにとって「財産」なんだよ。 不動産と考え方は一緒。 家だと考えたら適当な打ち合わせと適当な見積もりでは俺自身納得できないもん。 じゃあ自分がお客さんだったら納得できるサービスって何かな?って考えたら「ちゃんと理解できて、不備のない仕事をしてくれること」そこなんじゃない? 相手が真剣に熱く取り組んで、それを伝えてくれるって総合品質には絶対必要。 俺たちはそれを貫いているだけ。
お客様にカスタムのアドバイス等もされるのですか?
もちろん!スリーアローのコンセプトとしては「お客さんの不利益になることはしない」例えば車検一つにしたって国産軽自動車ならそれを得意としている所があるでしょう?スリーアローでもフルサービスっていうのがあるから完璧にできるけど、餅は餅屋!俺達には俺たちにしかできない仕事をするし、その蓄積があるからお客さんへアドバイスできることも多いと思うよ。お客さん自身の要望でも、その臨んだカスタムが後々不利益になってしまうことが想定されるならはっきり言うしね!
ありがとうございました。最後にこれからやってみたい事を教えてください。
スリーアローのコンセプトカーを作ろうと思ってる。 ものづくりをしているといろんなところからメーカーになったら?って言われることもあるんだけど、万人受けするものを作るとよくわからない不条理なクレームも出てくるんだよ。 俺も俺の大事なスタッフにも不条理に対して頭は下げさせたくないし、万人受けなんてそもそもつまらないと思ってる。 ニッチなファンでも良いからひとりひとりのお客さんが満足してくれる車づくりをこれからもして行くよ!

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