メイン事業について教えてください。
メイン事業はアメ車カスタムの流れを自社流に味付けしてお客様にお届けしています。 自動車をカスタムして楽しむという文化ってほとんどがアメリカからの輸入だと思うんですよ。 僕等はただの車をカスタムするところではなく「トレンド」だったり「カルチャー」も織り交ぜて、車の楽しみかた自体をお客様とクリエイトする事がメイン事業というよりミッションなんじゃないかな?って思っています。
三好代表の思う車のカルチャーとは?
「車」「音楽」「ファッション」「かわいい女子!」これはセットでしょう(笑) トータルバランスが取れてこそのキーワードなんじゃない?
アメ車+@のコンセプトを融合して打ち出せるのがプライムガレージの持ち味なんですね!
「凄い!!!」って言わせる車ってとんでもない車を作れば簡単に言ってもらえるんですよ。 「凄い」から「かっこいい」に変えられるかどうかって事が重要。そしてその先にある「同じカスタムしたい!」「なんならこの車欲しい!」って見た人の心が動くような一台を作るのが仕事だと思ってるよ。 みんなが憧れるライフスタイルみたいなものもマッシュアップして提案できるのが持ち味なんだと思う。
一番多いカスタムは?
これが一番多いカスタムっていうのは限定できないな〜! 僕等はUSで打ち出されるカスタムの半歩前に行こうと思っているんだよ。 15年前に起業した時はDUBSTYLEが流行り始めた時で、DUBSTYLEを主軸に始めたんだけど、そこに味付けをしていけば当然今までに無い物が必要になってくるし、無い物は作っちゃえばいいや!って感覚なんですよ。 あえて言うなら無い物をつくるカスタムが一番多いんじゃない?
今までに無い物とは?
例えば、クライスラーの300ってダッジのチャージャー、チャレンジャー、マグナム、この3台ってプラットホームがLXっていう分類になるんですけど、このへんはかなり多くのカスタムをしてノウハウがあるんです。 無い物で言うなら車高調。僕等は足回り(特にエアサスペンション)をインストールする事を得意としているんですけど、その中で乗り心地も両立して考えた時にどうしても理想に近い車高調見あたらなかったんです。 当時こんな乗り心地だったらいいのにな~って思える車高調がないなら作っちゃえ!って思って作りました(笑)アメ車の中で車種限定をすると世界初の試みだったんですけどね!
他に作られた物も伺って良いですか?
ランボドア(ガルウイング)っていう上に上がるドアですね。前のドアが上がるものはあったんですけど、後部座席に乗るドアが上がるものが無かったんですよ。 ちょうどワイルドスピードが公開されたころだったんですけど、まったく車に興味のなかったユーザーさんの彼女が「後ろのドアは上がらないんですか?後ろ上がったらかわいくないですか?」って言われたんだよ。 その時になんかピンと来たんだよね。「うん!!!かわいいね!!!」ってなって後ろのドアも上がるような物を作っちゃいました! このガルウイングのキットを開発したのも僕等が世界で初です。
いつ頃作られたのですか?
ガルウイングのキットは2004年ですね。 2008年にアメリカのDUBSHOWっていうのがあって、そこにこのアイテムを持ち込んだんですよ。 そもそも、アメリカで販路をどうにかしてやろうなんて考えてもいなかったし、こっちがアメリカの技術に刺激をうけてリアのガルウイングを作ったわけなので「アメリカで僕等のマネをするところが出てきたらこっちの勝ちだよね!」って話して帰ったんだよ。
その後どこかのビルダーさんが後ろのガルウイングキットを取り入れたのですか?
その年のSEMASHOWで色んなメーカーさんがリアガル上げてきました。 もう鳥肌モノでしたよ(笑) 仲間内には「バカだな!なんでお金にしなかったの?」と言われましたけど、僕等の経験ってお金じゃ買えない経験をしてノウハウを手に入れたからさ、それでいいと思ったんだ。
凄い経験でしたね。
だからこそ、そういった世に無い物をこれからも発信していこうって思っていますよ。
今後何か新たなカスタムの発信はあるのですか?
もちろん!まだ正式には発表できませんけど、開発中です。 ディテイリングとして見えるものなので、楽しみに待っててください! 僕が15年間意識している「アメリカンカルチャーのフィードバック」をずっと考えながらモノづくりしてたんです。 でも、今ってアメリカと日本の距離もネットがこれだけ普及したから凄く近いでしょう? 同じフィールドで取引する中で、次はアメリカの物を日本人のクオリティで作ったらこんなに凄いのできたよ!って発信したいんですよね。
そのノウハウが詰まっているのが今回展示されているデモカーなんですね!
今日並んでるオレンジのデモカーはもうユーザーさんの手に渡っちゃったんだけど、今度の新しいデモカーももう出来上がっていますよ!SHOWNAMEは「THE HUSTLER」(挑戦者/勝負師)です。 これからアメリカに勝負ですよ! アメリカのカスタムに刺激を受けた僕らが、日本のプライムガレージとして新しいカスタムとカルチャーを融合したらこうなるんだよ!っていうのを見せたかったんですよね。
日本の技術は精度が高いですからね。
そうですね。そういった意味では狭いチャンネルですけど、その中では名前を憶えてもらえる存在になれたんじゃないかな?って思っています。 だから次に何を仕掛けていこうか?って考えるのが僕の課題ですね!
凄く車を楽しんでいる感じが伝わります。
僕等が楽しんでいるのと同じようにユーザーさんと楽しんでもらうのがプライムガレージなんですよ。 だからユーザーさんも地元にいっぱいってわけじゃなくて全国各地にいるんです。 今日のNSラウンダーにも地元参加は2台だけであとは色んな所から集まってくれたんだよ。 おまけに今日納車っていう車も展示してある(笑)
今日が納車記念日じゃないですか!
静岡、栃木、青森のユーザーさんに今日納車! 北海道からも来てて、カスタム依頼のユーザーさんの車を今日預かって、積載車に積んで帰りますよ(笑)
これぞビルダー!って感じがします!
最初はね「ビルダー」って言われるのはちょっと違うかな?って思ってたんですよ。 あくまで、あるパーツを取り付けたりする「コーディネーター」がちょうどいいかな?くらいの考え方だったんですけど、物作りを真剣にするようになって変わってきたかな? やっと「ビルダー」って名乗れるかな?って思っています。
いつもユーザーさんにはどんな提案をされるのですか?
仕方ないとか妥協して乗る車ならやめようよってのは最初の提案。 「なんでこれ乗ってるの?」って聞かれて言い訳しながら乗るのかっこ悪いもん。 もちろん車に関しての提案はユーザーさんの意向+僕等なりの提案はしますよ。 今ってなかなか「これが良い!」って言って乗れる環境っていうか、日本の文化が無いからかわいそうだよね。 そのへんも含みもっとオープンにしていくのが僕等の役割でもあるんじゃないかな?
プライムガレージのユーザーになった方はハッピーになれそう!
そう言ってもらえたら嬉しいよね! 結局そういった車に乗りたいって言った人にしかチャンスは巡ってこないんですよ。 否定する奴にはチャンスは巡らないんです。 チャンスに恵まれた人をハッピーにするのが僕らの仕事でしょ?
かっこいい大人!!!
ダメなお父さんですよ(笑)