CAR POLISH AUTHORITY

SOICHIRO YOKOYAMA

CAR POLISH AUTHORITY横山宗一朗

横山代表は挑戦者である。 紆余曲折、波乱万丈、そんな場面にも常に挑戦を続けてきた。言葉の壁にもぶつかり、車に対する文化の違いにもぶつかり、そのたびにどうやって車を磨くか?何で磨くか?という試行錯誤を重ねてきたのだ。日本→香港→日本と場所を変えながら、そして方法を変えながら、次なるステージに向かうオーソリティに注目したい。

良い仕事でお客様を満足させたい気持ちが膨らんだのは香港に行った事がきっかけになったかもしれません。

起業されたのはいつからですか?
2015年の4月です。起業前はコーティング施工の会社にいたんですけど、僕が入社した時は2、30人規模の会社だったんですけど、今ではあっという間に200人規模になり年間8万台コーティング施工する大きな会社になっていきました
そこでは技術指導などをされていたのですか?
入社時、分社化している法人のグループ会社の一つに所属しまして、国産車メーカーの中古車加修部門として工場内でエンジンルームのクリーニングをしたり、ルームクリーニングをしたり、ボディーを磨いて展示や、オークションに流せる様にしていました。そこで仕事をしていて、2年位で現場のコントロールを任されるようになったのですが、まだ20代前半で荷が重く、毎日ストレスを感じておりました(笑) そんな時、以前から同じグループ会社なんですけど、別法人の上席の方に目に掛けて頂いていて、「外回りに出た方がいいよ」と言っていただいたんです。そこから新車ディーラーへ出張コーティングの会社へ配属が変わってから役割が少し変わってきて、そこで経験を積むうちに現場の責任者となり、人に教えたりすることも増えました。でも、人に教えるって責任を伴うわけじゃないですか?
たしかにそうですね。
人って根拠が無いと動かないんですよ。〇〇をこうして」だけでは全然ダメでした(笑)「〇〇を〇〇するためにはこうしないとその状態にならないからこうして欲しいんだよね」っていう丁寧な説明と根気が必要なんです。洗車も磨きも最初の根拠を理解してもらわなきゃいけないんです。大事なのは、何故そうしなければならないのかを理解してもらえるかですよね。
それはどのように勉強したのですか?
主に磨き屋さんのブログやケミカルメーカーのホームページなど見たりしました。僕のいた会社はそんなにグイグイ営業をする会社ではなかったので、コーティングのメーカーが営業した先の大手カーディーラーへコーティングのデモンストレーションをし、そこに施工会社として入り込む手法だったんですけど、そこで僕がデモンストレーションする事が増えた事が沢山勉強しなきゃ!っていうきっかけかな?相手方からしたらデモンストレーションしている人なのに、質問があって答えられなきゃカッコ悪いじゃないですか(笑)
深堀してみて良かったことは何ですか?
とあるコーティングメーカーから海外でテナントショップを出したいから手伝って欲しいと会社に声が掛かり、単身で赴任させていただけた事ですね。
海外?凄い事になりましたね!
香港に1年間赴任させていただきました。会社の上司が先に1年間出向していたのですが、手探りしている間に月日が経ってしまい、ショップがオープンできたのが約1年後だったんです。これからという時だったのですが、上司の家庭の事情もあり帰国する事となりまして、日本にいる別の上司から、代わりに行ける社員を探してくれと言われたのですが、首を縦に振る社員はいませんでした。その時に「誰も行かないのなら僕が行きますよ」と志願しました。次男が産まれて、首が座ったくらいの頃でした(笑)
反対はされませんでしたか?
妻も「どうせ反対しても無駄でしょ」と諦めてました(笑)
香港でのお仕事はどうでしたか?
普段、日本人が自分しかいない環境だったんですよ!一人で地下鉄に乗ってショップまで通ってました。スタッフも日本語が少し話せる人がいたのですが、難しい言葉や施工関連の専門用語を伝えるのに非常に苦労しました。施工をしながら技術指導もしていたんですけど、出向先の企業が広州とか上海にも支店があったので、時々出張デモンストレーションや、現地のスタッフに技術指導をしていました。日本人が施工しているコーティングが珍しい様で、出向先の企業のお力をお借りし、雑誌にも取り上げてもらえるようになっていきましたね。
活動が雑誌にもなっていらっしゃったという事は注目度も高かったのでは?
香港は高層マンションしかなく、戸建てがないので自分で洗車できる環境がないんです。いいマンションだと月額制で洗車をしてくれる人がいるらしいんですけど、お客さんに洗車方法を聞いたらバケツに汲んだ水でタオルを濡らして拭いているそうです。2、3000万の車でも水拭き???とびっくりしましたよ。一般の人にはコーティングは何の為にするのかという事がまだまだ浸透もしていませんでしたからね。そんな中、雑誌を見たお客さんがわざわざ本当に僕がいるか確認しに来るんです (笑)そういう意味では多少なりとも注目はあったと思います(笑)
コーティングの意味をどのように伝えて行かれたのですか?
香港はスコールみたいな雨も降りますし、道路を走っていると高層マンションやビルの室外機から水が落ちてくる事もいっぱいありますし、新車のきれいな状態を維持するには過酷な環境なんですよ。痛んだ塗装を磨き、それを保護する為にコーティングをすると、かなり差が出るという事をデモンストレーションなどを通じて伝えていきました。
香港で一番多く施工作業をした車種を聞いても良いですか?
高級輸入車って思ったでしょう?実は香港は日本車が人気で、一番施工の依頼が多かったのがセレナなんですよ。日本車のオーナーズクラブもあって、セレナのオーナーに施工したところ口コミで物凄く広がったんです。もちろん香港ということもあり、高級車やスーパーカーも当たり前か様に出入りしてました(笑) コンパクトな街なので口コミは広がりやすかったですね。アジア圏でビジネス展開をする時は香港でヒットするかどうかが判断基準の一つだと後に知りました。
それはやりがいを感じますね!
そうですね。前まではディーラーさんからのお仕事だったりして、直接お客様と顔を合わせる事もほとんど無かったんですけど、香港に行ってみて納車の時に言葉は通じなくても凄く良い表情で喜んでくれるんです。それがメチャクチャやりがいを感じました。言葉が通じないから納車の時はうんうんってうなずいていただけですけど、後でスタッフに「何て言ってたの?」って聞いてました(笑)
直接お客様と接してみて仕事の仕方に変化はありましたか?
仕事のありかたについては考える良い機会でしたね。提供する技術の適正価格ってピンキリだと思うんですけど、安価な金額だと安価なサービス提供しかできないんですよ。適正な価格にしておいた方が、お客様に満足してもらえるサービス提供ができるんです。あれ?僕当たり前みたいな事言ってますよね?(笑)でも、会社が大きいと会社の維持もありますからどうしたって価格=サービス提供の満足度に至らない場合もあります。お客様と直接接してこの金額ならここまでやってあげられるな~っていう適正のラインが見えましたね。良い仕事でお客様を満足させたい気持ちが膨らんだのは香港に行った事がきっかけになったかもしれません。
それがきっかけで独立に繋がったのですか?
いや~帰国後もすぐに独立と言うわけではなくて、1年前と変わらない生活がしばらくは続きましたが、事務所にいる時間は増えましたね。電話受付からコーティングスタッフの配車、社員教育に入社希望者の面接まで色々やってました(笑)配車に関してはやっぱり車に乗らないと渋滞とかも分からないですし、距離感の分からない事務員さんだけでは作業時間とか移動時間を考えて関東一円の約30人のスタッフの配車を組むって難しいんですよ。そんなこんなで暫くはなかなか退き時が見えずにもがいてやっておりました。
紆余曲折あっての独立だったのですね!
たしかに。色々経験しましたね~!帰国後に会社でもう一つ法人を設立して、僕を取締役にしてコーティングショップを作る話もあったんですが、リスクを背負うならだれかを巻き込んでっていうのは自分の考えになかったので、一人で背負うリスクだと誰のせいにもできませんし、きっとその方が自分に合っていると思ったんです。色々ありつつ4年半前にはれて独立となりました。
起業してみて苦労された事は?
作業は出来てもその他の事が分からなかったんです。どうやって営業したらいいんだろう?帳票類とかどうしたらいいんだろう?全く分からない事ばかりなので、そこから勉強しましたね。
現在のユーザー層について伺っても良いですか?
地元の先輩が働いていた新車ディーラーの仕事を最初はいただいていたんですけど、今は一般のお客様が9割以上になりましたね。
地元の先輩が働いていた新車ディーラーの仕事を最初はいただいていたんですけど、今は一般のお客様が9割以上になりましたね。
転機は2年くらい前に、新車ディーラーの施工依頼が内製化の波でどんどん少なくなっていったんですよ。これじゃマズイ!と思ってSNSとかブログとかインスタとか、自分でできる事をやりまくったんです。そこから問い合わせに繋がって今があるので、逆にその時に考えて行動をおこせたので良かったと思っています。
これからやってみたい事は?
自分が、これはいいって思ったコーティング剤の日本総輸入元にもなったので、その販売を伸ばしていく事がやってみたいというよりやらなきゃいけない事かな?(笑)あまり会社を大きくするとかは考えていないので、業界で伸び悩んでる方の技術指導や開業支援していくのも一つだと思っています。

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