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FUMIE AOKI

株式会社プレシャス青木 史枝

「フロアマット」という、自動車に乗っているユーザーなら誰もが毎日 目にしている、何気ない日常に溶け込んだ部分に敢えて着目をした青木代表。 そこには、「フロアマットで心が豊かになってくれる人が増えてくれたら嬉しい」という ユーザーのカーライフをもっと豊かにしたいという想いによる閃きだった。 青木代表の手掛けるフロアマットには男女問わず心惹かれる、芸術ともいえる魅力的なデザインが 施されており、実際に手に取ったユーザーは必ず満足するであろう。

車が好きな人もそうでない人も、オシャレなフロアマットで心豊かになって喜んで貰いたい。その思いで日々活動しています。

会社を立ち上げられてどれぐらいになりますか?
会社を作ったのが2008年の11月なので、12年目になりますね。 その頃から車のオーダーメイドマット1本で運営しています。 起業する前も国産メーカーのPRとして池袋のアムラックスで仕事をしていたんですよ。
そもそものお話になりますが自動車業界で仕事をしようと思ったキッカケを伺っても良いですか?
最初に就職したのが自動車業界というのが正直なところです(笑) 私は元々ファッションとかが好きなので、ファッション業界に行きたいなとずっと思ってたんですよね。 ファッション業界に行きたいと思っては居たんですけど、色々な業界に興味があったのも事実なので、就職活動の時はジャンルを問わず 色々な業界を受けていたんですね。そのひとつに自動車業界があって、色々な業界の企業研究もして面接も受けて、結果自動車業界とアパレル業界からご採用頂くことができました。
アパレル業界の内定も出ていたのに車業界を選択されたんですね!
はい。悩みに悩んで、自動車業界を選んだという感じになりますね。 自動車産業ってもの凄く市場が大きいですよね、それでいて男性色が強くて...まだまだ女性が活躍できる場があるんじゃないかな?と思って。 ファッション系は辞めて、あえて自動車業界に足を踏み入れました。 実際に入ってみると「こんなに大変なんだ」って感じましたね。
そんな中、なぜ車のオーダーメイドのフロアマット着目されたですか?
自動車業界で働いていると、色々なブランドのパーツが世の中に出ているけれど 「自動車のフロアマットって言ったら、全体的に見たらすごく少ないなぁ」って思ったんですね。 例えば、チェックじゃなくても無地の状態で「もう少しオシャレなマットがあったら素敵だな〜」と 、その気づきから「なら私がやってみようかな」と思い、フロアマットの作製と販売を始めたんです。 世にまだ無いものを提供して、お客様に喜んでもらえたら嬉しいなという思いが強かったですね。
作品を作る上でこだわっているポイントは?
やはり、車の中でも「ブレーキ」「アクセル」近い部分なので安全性ですね。 マットの裏の滑り止めなど、機能面についても追及をしています。 ズレたり、ブレーキの下に巻き込んでしまったら危ないですから。 安全性と機能性をベースとし、遊び心としてファッション性を取り入れるデザインを作るというところがこだわりです。
お客様からの依頼でワンオフのデザインされることもあるのでしょうか?
もちろんありますよ。私のデザインで既に作られた物の中にしっくりくるものが無ければ、お客様にヒアリングをして世界に一つだけのお客様専用のフロアマットをお作りしています。 車って、自己表現される方が多いですよね。なのでオーダーメイドマットで喜んでもらえると嬉しいですよね。
オーダーメイドマットって消耗品ではないので、ここまで事業を伸ばすのは大変でしたよね?
そうですね。自動車のフロアマットに特化して商品を出していくという事業に対して、私自身がキャリアを積んでなかったということもあって 全部ゼロからのスタートだったんですね。 なので、そのゼロをイチにするまでが凄く大変でした。 商品もなし、お客様もなしの状態から商品について調べて、工場を調べてと色々やりました。
経営も営業も青木さん1人だったのですか?
最初はやはり一人で考えて行動していましたよ。 経営についても学ばなければいけなかったので、本当に大変でした。 オシャレで可愛い商品が完成しても販売に直結するとも限りませんし、ひとつひとつ自分で行動して、気づいて、改善を行って「BtoCよりもBtoBのほうが良いのかな」と思って、営業先を切り替えてみたりとか...。 色々と進めていく中で自分の中で軌道修正を常にして、現在に至るという流れになりますね。
凄い行動力です!!!
最初は「この分野は需要がある」と自分の直感を信じて突き進んでいたんです。 でも、現実の売上ゼロ状態から初めて商品をWEBへ載せた時、月に数セットしか売れなかったんですよね。 売れなかった結果と、自分が売れると思った結果の乖離があったんですが、それでも「私はできる」という気持ちの方が強かったんですよ。 その時は何の根拠もない状態だったんですけどね(笑)
起業当初と現在で、市場の変化などは感じますか?
ありますね。
マーケット自体は自動車産業なのでとても大きくて、その中でも若者が自動車から離れ始めていると言われている状況ですよね。 でも、昔自動車を楽しまれていた方々も齢を重ねていって、若者も自動車から離れはじめていて。 自動車関係のカスタムやドレスアップという流行が変わっていってるなというのは感じています。 車自体の在り方も多様化していて、それぞれの車に対する想いが全然違いますよね。 始めたころと比べると、すごく難しくなってきてるのかなと思っています。
多様化しているなかでの事業継続をされていますが、自社ブランドとOEMの割合は?
その時によって変動はしますが、大体5:5ぐらいの比率を常に意識しています。 どちらかに極端に偏移するっていう事は、今のところないですね。 プレシャスの物に対してあまりオーダーが来ないなという時は、各社のOEMを手掛けさせて頂いたりしております。 逆にOEMが少ない時は、プレシャスが出ていたりと...なんとかバランスよくという感じになっていますね。
個人、法人にリリースしているとの事ですが、凄くオシャレなフロアマットなので特に女性ユーザーに人気があるように感じます!
そう思われますか?実は、現在男性の方に人気があるんです(笑) 私としては、女性の方にももっと手に取って頂きたいなという気持ちがあります。 例えばですが、BMWミニなんかだとオーナーさんに女性が多いので女性の方にたくさんご購入頂いているのですが、 マーケット全体でみると、やはり男性の方が多いですね。 女性の方も自動車に乗ってる方はたくさんいらっしゃると思うので、プロモーションをもうちょっと頑張らないと、と思っています。
プロモーションや営業はどのようにされてきたのですか?
11年前はネットで主に販売したいなと思っていたんですよね。 でも実際にやってみるとあまり販売力に繋がらなかったので、専門店様へ営業をかけて自分のブランドを育てながらOEMも手掛けていこうと考えたんですよね。 SNSも発達していて、情報発信がダイレクトに行えたりとか...昔と比べると、販売の方法も徐々に変わってきているなと感じています。 是非、オシャレなマットで心豊かになる人が増えたらいいなと考えています。 車が好きな人そうでない人がいらっしゃいますが、自動運転やカーシェアリングや送迎事業が増えてきています。 今後は快適で可愛いフロアマットの車に乗り込む時の感情的な、情緒的な気持ちに対してのアプローチをしていくプロモーション活動が重要かな?と思っています。
現在まで作り続けて「これは嬉しかった」というエピソードを教えて下さい!
今でもそうですが、実際に弊社のフロアマットを使用して頂いたお客様からの声を お聞かせいただけた時は、本当に嬉しいですよね! SNSが発達しているので、某コミュニケーションサイトなどでリアルタイムに弊社のフロアマットに対する声が届いてくるのです。 色々なところにアンテナを張り巡らせて参考にさせて頂いていて、生の声というのを今でも大事に聞くようにしています。 「〇〇のフロアマットは、プレシャスに決めています」なんて声が届いたときはもう本当に嬉しくって! 実際に調べてみたら本当にリピーターさんだったり。
それは嬉しいですよね!!!
規模は小さいですが、リピーターの方々に支えられてるんだなと常に感じています。 ご自身の車に対する充実感を高めて頂けて、尚且つ自己表現としてのアイテムとしても ご活用いただけると非常に嬉しいです。 お客様からそういった声を頂けるように、日々試行錯誤してながらどんな状況でもベストな商品を提供できている会社でありたいなと思っています!!
今後の事業に関して、ビジョンなどはございますか?
色々なパーツとか今後の事業に関して、色々なパーツもやってみたいと、コッソリ思っていたりするんですが「まだまだだなぁ...」と感じているところです(笑) 今のフロアマットを車種別に色々なデザインプロデュースをしていきたいというのがあるので、やっぱり自動車フロアマットに特化して お客様を喜ばせることが出来るように、これからもやっていきたいなと思っています。

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