Body Shop Car Boy

KEISUKE KOGA

ボディーショップ カーボーイ古賀啓介

古賀代表はいつも自身の技術の追求とさらなる進化を求めている。 職人気質でありながら底抜けに明るく、お客様との距離も近く、なによりブラックボックスにする事を求めない。 常にいつ見てもらっても大丈夫ですと言える古賀代表のようなスタイルが、これからの鈑金塗装の業界にとって主流になっていくのだろう。

ポケットの中にいつもミニカーをいっぱいに入れて、どこでも「ぶ~ん!」って走らせているような子供でした。

以前も同じようなお仕事をされていたのですか?
そうですね。車の匠に出ていたオーソリティの横山さんと同じ職場でした。自分は鈑金部門なので同じ会社でも違う部署にいたんです。自分のいた部署はディーラー向けの鈑金がメインだったんですけど、大きな修理や交換とかフレーム修正とかも受ける事になった時に工場ができて人材募集がかかって自分がそこに勤めるようになったんですよ。それが6年くらい前かな?
そちらの会社には新卒で入社されたのですか?
新卒じゃないんですよ。高校を卒業して解体の会社に勤めていたんですけど、知り合いのペインターさんから鈑金屋さんに紹介されて、そこから鈑金一筋になりましたね。だから11年くらい鈑金ばっかりやってます(笑)
鈑金の仕事が天職だったのですね!
どうでしょう?小さい時から車が好きだったことは確かですね。 ポケットの中にいつもミニカーをいっぱいに入れて、どこでも「ぶ~ん!」って走らせているような子供でした。 覚えているのは、デパートのエスカレーターの手すりにミニカーをおいて坂道を上っているんだ~みたいにして遊んでた記憶はありますね。
そうすると今年やっと念願の自分の工場設立ですね!
やっとなんとかここまで来たって感じですよ~!本当は33歳で独立の予定だったんですけど、自分の親の病気がきっかけにはなったとは思いますが、自宅の敷地に自分の目標でもあった家を作ろうと思いました。ここまでするにはサラリーマンもままでいてはいけないなと思ったのがきっかけで一か八かの勝負でしたよ!ホント出会った上司や仲間、妻の両親の後押しもあってここまで来たので失敗はできないなって思っています。
周りの応援があると仕事的にも最初のスタートが切りやすいのでは?
たしかにスタートは応援してくれる人からの依頼があったり、提携してくれる方がいるので人には恵まれたなって思っています。前の会社の代表にもちゃんと「お客様が被ってしまうかもしれない」って話したんですけど「そんな事気にしてたら仕事できないよ!」って言われました。いや~でも最初は悩みましたよ!
どんなことを悩まれましたか?
家族の事ももちろんなんですけど、戸田近辺で仕事をしていたので今の場所に移って仕事になるのかな?戸田近辺なら繋がりもある場所なので仕事に困る事ないかな?って思っていました。今の場所ってなんの地場も繋がりもないんですもん(笑)でも知人から今の場所を紹介してもらった時に運命なのかな?って思ったんですよ。ここのオーナーと感性が似ているってお互いに意気投合して工具とかもこのまま使っていいよ!って言ってくださったり、SNSとかで個人的に繋がってくれたお客様が来てくれたり、友人の紹介で来てくれたりするようになってちょっとだけ不安は無くなりました。
課題は発見できましたか?
鈑金→塗装の流れの構築の仕方ですね。お客様の接客も作業も自分一人なのでなかなか時間が読めなかったりするんですよ(笑)時間を効率的にって難しいですよね!超大ピンチ!!!って時も自分の先輩が助けに来てくれたりするのでホントにホントに助かってます!先輩も塗装の仕事をしているのでそれが終わってから助けに来てくれるんですよ。頼りになります!でも、自分で時間を上手くやりくりして効率を上げなくちゃって思っています。周りの人に助けられてるな~って感じます。
仕事をする上でのこだわりは?
お客様からの依頼なら国産車でも輸入車でもなんでもやりますよ。でもあまりパテを使いたくないんですよ。新しい車って「高張力鋼板」って言って、引っ張る力のつよい物でできてることが多いんですよ。ぶつけた後に元に戻すため「絞り」という作業をするんですけど、それがわりと難しいんです。ちゃんと戻っていない状態でパテを入れてしまうと、パテが乾く過程で縮んで熱をもった時に歪みができるので、同じ業界の方は苦労されている方も多いと思うんです。だからパテを使わなければ歪みが出ないのでは?と思ったんです。
パテを使わないっていうもの難しいのでは?
確かに難しいですよね。でもパテを使わない神様みたいな人がいて、その人に連絡して2日間みっちり講習をしてもらったんです。その方も自分と同じように考えている人だったので、説明が物凄くすんなり入ってきたんですよ!講習を受けて分かったのは「板金屋さんは本気出せばパテ無しで直せる!」なんですけど・・・やっぱりまだ自分が神様みたいに完璧にやるには時間が・・・ビジネスとしてやっていくには時間効率を考えなくちゃいけないじゃないですか。だから鈑金9割パテ1割くらいの割合でいけば自分もお客様からも納得してもらえるところに着地できると判りました。
修復の過程などはお客様に説明したりするのでしょうか?
自分はちゃんと説明します。板金塗装は見た目の問題なので鈑金途中の写真を見せたりしています。パテが多いとその時は良くても後になって歪んできたりするんですよ。だから極力使っていない事を知ってもらうためにも途中の工程をお客様に見せるようにしていますね。「自分がやっている事に少しでも疑問があれば同業の方に見てもらっても構いません」とお伝えしています。
そうするとお客様は安心ですよね!
この業界だと仕上がりだけしか見せていない所も多いなって前々から思っていたので、自分が携わっている車の工程を見ていただく事で少しでも価値を感じて頂けたり、カーボーイの独自性を理解していただけたら・・・って思っています。それでも鈑金の腕としては上には上がいて、神様みたいな人もいるんですよ!だから工程をお客様にお見せして恥ずかしくないように技術は日々上げていかなきゃですよね(笑)でも、毎日移動したりしてて思うんですけど、ぶつけたりこすったりしたまま乗っている人も多いなって感じますよ。
たしかにそうですね。なぜなのでしょうか?
色々お客様にきいたりすると「時間がかかるから」っていう答えが多かったですね。でも。それって鈑金塗装の技術が昔のままだったりするからだと思うんですよ。高張力鋼板の車を昔の技術のままで直そうとしてもやっぱり時間がかかるんです。高張力鋼板には高張力鋼板の直し方ってありますから、情報を取りに行って自分の技術にしていかなきゃお客様の課題って解決できないじゃないですか。取り入れるべきものは取り入れて、効率化も考えられるサービス提供をするのが今の課題でもあり、自分の役割でもありますからね!
古賀代表のサービス提供のこだわりでもありますね!
こだわりになるんでしょうか(笑)そんな風に考えたことはないのですが、鈑金塗装を知らない人にも伝わる方法を考えたらお見せする以外の選択肢がなかったっていうのが正直なところですよ。自分が上手いと思ったら終わりだし、自分の腕に満足したら仕事がつまらなくなってしまうでしょう?仕事を楽しくする=「お客様に喜んでもらう」ですからね!
これからやってみたい事はありますか?
デントリペアの技術を上げていきたいですね。なんかこんな事ばっかり言ってると職人の怖い人みたいに思われませんかね(笑)鈑金塗装の会社って若干敷居が高いイメージあると思うんですよ。こわい職人のおじさんが黙々と作業している~みたいな?(笑)自分がいろんな技をめちゃくちゃ磨いたとしても、店の前に来た時からサービスは開始だと思っているので、ふらっと立ち寄れるようなお店にしていきたいな。ふらっと寄ってもらうためのサービスとして、コーティングだとか新しい塗装を取り入れていく予定です。

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ボディーショップ カーボーイ

090-7412-0599

営業時間:10:00~19:00

定休日:不定休

埼玉県入間郡三芳町竹間沢137-5

https://carboy.shop/