車を好きになったきっかけは?
大学の工学科で車の衝突実験に関する内容を卒論にしていたくらいなので、若い時から好きだったんでしょうね~。
車業界に携わったきっかけは?
元々車が好きで、最初は27レビンを買って18歳からラリーに出ていました。 今も続けていて、今回はシビックで90台くらい出る耐久レースに参戦しています。 安全面はキチンと考慮の上楽しんでます。
ウィニックスはいつごろ起業されたんですか?
27歳の時にウィニックスを立ち上げました。 ディーラーが正式に入れ始めたのが87年なので、1985年2月に立ち上げた当初は、今扱っているGクラスは無かったんです。 インパラのコンバーチブルを新車で並行輸入したり、いろいろやっていましたよ。 時期的にバブル景気で、車を見極める能力がなくても簡単に中古車販売店が出来る時代でした。 その中で「キチンと車の状態が把握できる中古車販売のプロ」として存続し続けるための仕入れやアフターサービスの構築をするって結構大変でしたね。 今はプロの仕事をしない中古車販売店は淘汰されてしまいますから、本物のプロが残る時代になってきたんじゃないでしょうか?
なぜ現在のGクラスをメインにされたのですか?
Gクラスは軍用車なんですよ。 頑丈なラダーフレームの上に頑丈なボディを乗せていて、メーカーとしても大量生産がきかないし、手作りの部分が多い分車体価格は高価なんです。 だけど、構造的な凄さはどんなに古くなっても変わらないんですよね。 Gクラスのコンセプトとして「頑丈」「走行不能にならない」「安全性の高さ」このあたりが最大の魅力だと感じてベンツのGクラスをメインにしようと思いました。
仕入れはどうされていますか?
オークションですね。仕入れは値段が高騰する分苦労はする所です。 お客様は全国の同じ車両を見比べて、年式、走行距離、値段で見ていらっしゃると思うんです。 どんなに高く仕入れても、安価に案内しないと購入を検討してもらえませんからね。 だからこそ、ユーザーからの買い取りや、弊社で乗り換えをしてもらえるようにはしています。 だって、自分が販売したんだから、自分がその車両を良く知っているし、その価値も分かるでしょう? その価値が分かる分、下取りに関しては普通の販売店に査定をしてもらうよりも良い条件になるようにしていますね。 そこは価値をキチンとわかる販売店の常識だと思っています。
お客様にリピートして頂く秘訣は?
良い状態の車両を販売すれば、良い状態で帰って来て頂けるんですよ。 粗悪な車両をだまして販売すれば、粗悪な物が帰ってきます。 だから、良い状態の車両しか販売しない!そこにつきます!
ベンツのGクラスはどのようなユーザー層に支持されていますか?
価格が価格なので、会社役員の方や、IT関係、アパレル、芸能関係の方が多いのではないかと思います。 皆さん大切に乗っていらっしゃるので、雨ざらしにしたり、放置しっぱなし等、雑な扱いをされる方はほぼいらっしゃらないですね。 変な押し出しの強さがないので、セカンドカーでもメインユースにも使ってもらっています。 Gクラスだと、知っている人が見ない限り高価なのか安価なのか分からない分、嫌味な部分が無いという所が支持される理由になると思います。 都会に暮らすユーザー層だと、本当に自分が乗りたい車に乗っているので、嫌味だとかステータスだとか、気にされる方は少ないんじゃないですかね?
お客様の車検対応はどうされていますか?
さすがに北海道のお客様からは難しいのですが、名古屋、大阪くらいの距離なら車検の依頼は結構あるんですよ。 地元のディーラーだと基本料金が高価だったり、アレコレ取り替えましょうと見積もりを出され最終的に凄い金額になるらしいんです。 弊社の場合、この車種に特化しているので、Gクラスに関しての知識や経験がありますから、車の状態の見極めができるんですよね。 だから、劣化していないものまでアレコレ取り替えましょうとはならないんです。 そうすると、陸送をかけて持ってきたとしても、維持費は安く済むわけです。 採算取れるのか?と聞かれると取れませんが、車検も弊社で購入して下さったお客様へのサービスの一環だと考えています。 維持費を抑えて、長くこの車を楽しんでもらいたいんですよ。 そこまでトータルで考える事が、車を販売するプロの責任だと思います。
お客様対応で心がけている事は?
中古車は全部1点ものなんです。 その車に自分も乗ってみて、この車がどのような使われ方をしてきたのか、エンジンルームを開けて交換してある部品等を調べたりしています。 そうすると、キチンと整備されていたものか、距離は短くてもあまり整備されていなかったかという事が感じ取れるんですよ。 この状態を良くするための整備を弊社でキチンと行ったうえでお渡しする事を心がけています。