起業のきっかけは？
今期で12年目になります。 その前はサラリーマンをしていました。 コンピューター関係の会社で、商品の企画開発や技術営業をしていました。 企画から製造、営業から納入まで一連の流れを経験した事で、一番必要な対人業務に関する事を勉強しましたね。 38歳くらいの時だったかな？元々車が好きで、ディーラーに紹介された街の中古車販売店に足しげく通っていたんですけど、その時の店舗の人に「車好きなんでしょ？中古車屋さんしたいんでしょ？やるなら早いうちにやりなよ！」とそそのかされた？！（笑）まあ、そんな声をかけてもらったわけです。 声をかけてくださった方も、元は会計士で自分と同じような異業種からの転職組だったので、その影響も大きかったかな？ それが今の店舗を立ち上げたきっかけですよ。
創業当時の辛かった事はありましたか？
最初はお客様ゼロの状態からスタートですからね。それは色々ありましたよ。 雑誌や広告をやりましたけど、どこにどう出していいかわからなかったので売れなかったですよ～！ 雑誌やネットで少しづづお客様が増えて、現在に至るという感じでしょうか？
在庫者へのこだわりは？
元はベンツが好きだった事もあって、ドイツ車中心だったんですよ。 創業当時は、オペルなんかも取り扱いしていました。 新車の値段で後々の価値が決まってくると思うんだよね。 ドイツ車の中でも、色々取り扱いはしてみたけど、やっぱり古いベンツの方が乗り易いし扱いやすいな～って思ったんです。 そういった意味で価値が高い車だと感じています。
ドイツ車の魅力は？
ドイツ車って奥深い部分があって「ココがいい！」と端的に言える部分より、長年乗って良さが分かる部分が大きいと思うんですよね。 だって、すごく速いわけでも、乗ってすぐ何か良さを感じるというわけでも無いんですよ？ 表現が難しいんですけど、たとえばシートって乗ってすぐに良さなんてわからないでしょ？ 長く乗った後に感じる疲労度の違いで、ベンツの良さに気付くみたいな感じ！ だから長く付き合っていかないとドイツ車の魅力って体感できないんです。
新規顧客と既存顧客、どちらが多いですか？
既存顧客がほとんどですね。
自社の強みは？
ベンツに関する事ならおおよそ分かるようになりましたけど、価格とかなにかしらの技術というより、コミュニケーションじゃないですかね？ 趣味の車好きが講じて中古車販売店をやっているので、生粋の車売りじゃなくて、気持ち的には車好きのユーザー目線なんですよ。 だからお客様同士で「商売的にもっと利益に繋げる事考えなきゃダメだよね～！」と話されていたんですよ（笑） それでも一番はそこなのかな？
印象に残っているお客様のエピソードを教えてください。
販売した最初のお客様なんですけど、近所の方だったんです。 散歩しててココを見つけてくれて、当時カローラに乗っていたんですけど、ベンツにのりかえたんですよ。 車屋の知り合いとかに「そんな珍しい事ないよ～！！！」と言われましたね。 うちは逆にそういったのが多かったですね。 あ！あとはね、プジョーに乗っていたお客様が突然ベンツのC43に乗り換えて、それから次々に買っていかれて、このあたりをいつも走っていらっしゃるのを見かけます。
WEB活用はしていますか？
Gooとカーセンサーですね。 そのほかは、友達のブログとかに書いてもらったらそこから問い合わせが来るっていうのがありますね。 WEBの他は雑誌には載せたりしてますよ。
創業当時のと今でお客様に変化はありますか？
そんなに無いですよ。 不思議と僕と同じ歳のお客様が多いんですよ！ 販売二人目のお客様も同じ歳なんです。
愛車は？
ベンツの190Eです。 新しいものより車体剛性がきっちりしてるんですよ。
販売時に気をつけている事は？
修理する時に結構費用がかかるんですよ。 だから2000年以降に作られた車って、エンジン下ろさなきゃ直せない所がいっぱいあって、そこで修理となると、これまた結構な金額。 それよりちょっと古くても、修理が簡単で頑丈な物を扱うようにはしたいと思っています。 もちろん、2000年以降でもちゃんとした車はありますよ！ 儲かったとしても悪いもの売ってちゃ意味がないですからね。 お客様にも「乗りっぱなしではダメ、手をかけて大切にするならいいけど、乗りっぱなしにするなら最初から買わない方が良いですよ」とはお伝えしています。 最終的にお客様の為にならないですから。
これから車を買われる方にアドバイスをお願いします。
中古車販売店も長くやっていると、車の故障の傾向が見えてくるんです。 それが見極められるのが中古車の良いところ。 もちろん車の中を熟知し、見極められるスタッフがいる事が前提ですけどね。 ちなみにオススメなのは、ベンツ210の後期はそこそこいい車ですよ
