
輸入車販売代理店との繋がりを作るもの大変だったのでは?
最初はね、当日芝浦のCORNESショールームに行ってフェラーリやロールスロイス、ベントレーを見てたら「自分の行くところじゃないのでは?」と思ったのですが、もしかしたら勘違いかもしれないと思って翌週にもう1回行ってみたんです。
そこで「やっぱり無理!」って確信したんですけどなんだか悔しくてね(笑)
人生の中で諦めたことなんかないし、これだけハードルが高ければやりがいがあるよなって思って3回目にショールームに行った時に腹はくくりました!
これからの俺の人生はフェラーリだ!ってね。
店内に飾ってある写真は販売実績の表彰ですか?
あれはフォルサフェラーリというフェラーリのF50発表会の時ですよ。
CORNESさんの会長とも仲良くなっていた頃で、500~600人くらいでパーティーをした時のものです。
ニキ・ラウダとピエロ・フェラーリがいるから写真を撮りたいと思ってお声がけしたんです。
お客様も国内だけではおさまらないのでは?
2010年くらいだと思うんですけど、クラシケ(クラッシックフェラーリ)は投資目的や資産価値の位置づけになる車だと説明会を受けたんです。
そのくらいの時期からフェラーリを資産として保有するお客様も増えましたよ。
アルフレードで入れた車も海外で資産価値の上がる車を仕入れるターゲットにしましたからね。
海外も国内もこれからの経済の見方を理解できたら、必然的に他社とバッティングするラインナップにはなりませんでした。
経済の動向についてはどのように勉強されたのですか?
不動産を保有したりすると必然的に情報が入るようになるし、家族もいますからね、家族も困らないようにしたいじゃないですか。
証券会社だとかメインバンクから話を聞いていると分かるようになりますよ。
現在のラインナップはどのように集められたのですか?
フェラーリが好きな方にはフェラーリ好きのネットワークがありますからね。
お客様が「フェラーリを売るならアルフレードがいいよ」って言ってくださるんですよ。
それでも話がまとまるって難しいんですよ!
海外の相場を知っていらっしゃると、為替だとか税金の問題がありますからね。
価値がわかると売らない方が良いのでは?と思う方もいらっしゃいますし、タイミングの見極めは難しいと思います。

印象に残っているお客様のエピソードを教えてください。
先日の話なのですが、外資系にお勤めの方がいらっしゃったんですけど、アルフレードにある3台のフェラーリを見たいっておっしゃられたんです。
お見えになられた時に「こちらは乗りますか?投資目的にされますか?」って伺ったんですけど、お客様は「乗りたい」とのことだったので、乗るならオーバーホールはしてあるけどやめた方が良いですよってお伝えしたんですよ。
販売当時の価格を保っているので投資目的としては良いと思いますが、もし乗りたいならカーセンサーで実際に走っているものを買って乗られた方が良いと思いますとお伝えしたところ「そんな風に言う車屋さんは初めてです!」って目を丸くしておっしゃってましたね!
自分はプロとしてプレゼンテーションをしているので、古いタイプのフェラーリだと全て正直に伝えることが本当の仕事じゃないですか?
真摯な接客が鈴木代表の魅力なんですね!
メーターだって自分が本当にその距離だと判断すればそう伝えますし。
古いタイプだと分からない場合は正直に伝えます。
自分がお客さんの立場だった時にちゃんとした情報や価値を知りたいと思ってましたから。
買ってもらいたいからって、届いた情報を鵜呑みにしてお客様に間違った情報をお伝えするのは性に合わないんですよ。
性に合わない、というより絶対イヤ!
だってこちらはプロですからね!
これからアルフレードでやってみたいことはありますか?
いま、ショールームを改築して大きくしようと思っています。
2~3年前からショールームの拡張をしたいと思っていたんですけど、今がそのタイミングなんじゃないかと思っているので着工を始めました。
車に関しては、古いタイプのフェラーリは今まで通りにやって、新しめのフェラーリも少し入れようかと考えています。

鈴木代表のようにいつかはフェラーリに乗りたい!と思われている方にアドバイスをお願いします。
フェラーリのココを見て!と言っても中古車なのでプロでも予測できないことはあるんです。
だから信頼の置けるところで買われるのが良いと思いますよ!
20年以上前に自分がフェラーリを探してみて、自分が興味があると分かると営業マンのセールストークが凄いんですよ。
お客さんを持ち上げるようなトークをするところはやめた方が無難だね。
ちゃんと価値が理解できるようなところで買うことをお勧めするよ。
本音で話せないと信頼にはつながらないからね!