車の匠 No.264 有限会社サカモトエンジニアリング/神奈川県平塚市/坂本賢次

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SAKAMOTO ENGINEERING

KENJI SAKAMOTO

有限会社サカモトエンジニアリング

坂本賢次

坂本代表を紹介してくださった方が「坂本さんはベンツの神様みたいな人!エンジン音を聞いただけでどこが悪いのかすぐわかっちゃう!」と説明してくださった。確かに車はもちろん、車に必要なものを自分の目で確かめて、実際に使って確かめるという坂本代表。信頼の置けるベンツの神様は、実はコツコツ堅実に自分で確かめるとても人間らしい神様だった。

取材:サイバーブレーン朝妻

毎日楽しいよ!毎日違うメンテナンスしているし、同じ車体なんて無いからね。

起業されて何年目ですか?

平成14年からです。その前はディーラーで28年勤めていました。最初10年は平塚のディーラー工場でフォルクスワーゲン以外のベンツ、キャディラック、ボルボ、ボックスホール、ビュイックのメンテナンスをしていたんです。その後横浜の工場に移ってベンツがメインのメンテナンスをするようになりました。社内異動でたまたまベンツ専門部署になり、そこで神奈川県内の各支店も管理する工場長になったんですよ。

たまたまだったのですか?

そうなんですよ。横浜にはフォルクスワーゲンの専門部署、それ以外GM系の専門部署、ベンツ専門の部署と分かれていてたまたまではあったんですけど、そこでの毎日30台~50台分のメンテナンスをおこなっていました。その基礎知識が今に活かされていると思いますね。それが無ければベンツ専門店として店舗は出せませんからね。

車種を絞るとお客様も地域のかたとはいかないですよね?

地方のかたも多いですよ。新潟だったり、京都だったり。積載車を頼んでくる方もいれば自走の方もいるんです。わりと皆さん車が好き、走るのが好きって言われる方が多いですね。

本格的な車好きに支持されるショップというイメージです。

ただ、地元の方はそんなに多くはないんですよ。やはりディーラー頼みという方もたくさんいらっしゃいますからね。横浜、東京、静岡、名古屋のお客様が多いですね。

ここで修理をされるのは比較的低年式のベンツが多いのですか?

そうですね。80年代のベンツが多いと思います。古い物だともっと古くても大丈夫ですよ。それこそ70年代、60年代のベンツでも大丈夫。新しい物もディーラー対応が終わったというお客様もお見えになってますね。

新旧そろい踏みのメンテナンスを現在何名の体制で回していらっしゃるのですか?

自分を含み3名体制で回していますね。 古めの物は自分が、新しめの物はディーラーの元工場長をしていた社員が担当しています。 元工場長も元々同じところで仕事をしていたんです。私がディーラーを退職した後に次の工場長として仕事をしていました。 どんな仕事をするか分かるぶん、お客様からメンテナンスの連絡が来た時にどのように割り振るか分かるので助かりますよ。

一番多いメンテナンスのリクエストは?

現在はサスペンション周りですね。 以前はは4速ミッションの124とか126あたりのトランスミッションオーバーホールを週一くらいでやっていた時もあったね。

オーバーホールって結構時間かかりますよね?

部品さえそろっていれば1日で終わるよ。 パッケージされている仕事だし、どこが悪いとかはすぐわかるから部品が揃えばすぐだよ。

それでは部品のストックもされているのですか?

以前はある程度はしていました。 分解して交換するものは交換して、組みなおすだけだよ(笑)

起業して楽しいなと思われる事を教えてください。

毎日楽しいよ!毎日違うメンテナンスしているし、同じ個体なんて無いからね。 学びも気づきも沢山あって楽しい。 この歳になってもこの仕事に「あ〜イヤだな〜!」って思う事が無いんですよ。 面倒くさい事、人がやりたがらない事の方が面白いし興味もある。

逆に大変だと思われる事は?

元々エンジニアだからね、以前はお客様と直接話したり接客したりするってそんなに無かったんだけど、起業したら電話応対から完成検査まで全部自分でやらなくちゃいけないでしょう? そこが最初に大変だと思った事だね。 今は全然そんな事思わなくなったけど。

接客をする上で心掛けている事は?

お客様が何を求めているかを把握する事ですね! どんな使い方をしているのか、どこまでの修理を求めているのかをお聞きして理解したうえで実際のメンテナンスをするんです。 初めてのお客様だと30分〜40分くらいは話を伺うんですよ。

どんなお話を伺うのですか?

主に車の用途だったり、家族構成だったり。 極端な話「年俸はいくら?」って聞く事もありますよ。 その方が回りくどく話をするより良いんです。 完璧以上のクオリティーで直して欲しいというお客様ならわかるけど、みんな家族の事情とかお子さんの進学とか就職とかの兼ね合いでどうしてもお金がかかる時期ってありますからね。 だったらここまでにとどめて、次回はここを直して車検を通しましょうって提案もできるじゃないですか? 儲けるために何でもかんでもってのはちょっと自分の考え方とは違うんですよね。 家計の負担になっちゃダメ。お父さんの趣味が車ならお父さんのお小遣いの範囲内が基本だね(笑) そうじゃないと長く乗ってもらえないし、ベンツが好きだから長く乗って欲しいんだよ。

そうすると乗り換えを提案する事はあまりなさそうですね。

何かの縁でお乗りになられているのですから乗り換えはあんまり薦めないかな。 家庭事情で2台車を持つのが厳しいとか、そういったやむを得ない理由がなければね。 一番長く乗ってもらってるお客様だと35万キロを乗られている方もいらっしゃいますよ。 そういうお客様は日々きちんとメンテナンスでお見えになられています。 弊社のメンテナンスをメニューどおりに受けてくださっているので長く乗れているのではないでしょうか。 通勤で車を使われている方も調子が違うなと思ったら寄ってくださるんですよ。

御社のメンテナンスメニューを伺って良いですか?

初めてのお客様だと10ポイントチェック。 法定12か月点検より内容が濃い物なんですけど、それを2〜3時間いただいて確認します。 その車体の損傷状態を確認してABCの優先順位をつけて、修理内容と期間を決めます。 お客様によって優先順位が違うので、それに応じたメニューを組んでいます。 車も生きものなんですよ。ちゃんと手をかければ応えてくれるんです。 一番心掛けているのはお客様ごとのメニューの作り方とお客様のお財布を圧迫しない事。

物凄くユーザー思いのショップだと感じます!

お客様あっての弊社ですから。 路上で故障して止まったのも長い事やってますけど2回くらいしかないんです。 もちろん助けに行きます。 ちゃんとメンテナンスメニューを伝えて、それを「次でいいや」って後回しにしたお客様の車がそうなっちゃいましたね。 だからクレームにはならないんです。やっぱり聞いとけばよかった〜っておっしゃられますね。

坂本代表をご紹介くださった方から「坂本さんはベンツの神様みたいな人だよ」言われていた意味が分かります!

あははは!全然神様とかそんな凄い感じではないですよ! 我々は「プロ」なんです。 最初からそうだったわけではないと思いますが、お客様の車のアクセル踏んだり、ドアの開け閉め、エンジン音で車の状態が分かるようになってきましたね。 新車で買っても中古車で買っても個体差だとか、オーナーの性格だとかが分かります。 汚れにしても入庫した時よりも確実に良い状況にしてお客様にお返しするのが我々のプロとしての流儀です。

どの車もまるで自分の体の一部のようにわかるんですね!

普段正常な状態にしてお客様にお返ししていますからね。 おかしな改造はしないんです。 だからどんな状態が正常なのかはわかるものですよ。

ベンツに関してはやりつくした感があるのですが、これからやってみたい事はありますか?

アライメントの専門性をもっと高めていきたいなと思っています。 テスターでメーカー基準値に入っていればOKとなっているんですけど、メルセデスは右側通行用で作られているじゃないですか。 日本で走ると左側通行ですよね。 左下がりになるとどうしても真っすぐ走らないんですよ。 常に右にハンドルを切り続けているから、当然左側のタイヤだけが摩耗スピードが違ってくるんです。 そういったアライメントの調整をディーラー時代、過去4000台以上行ってきたノウハウできちんとできる設備を整えたいなと考えています。

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