車の匠 No.276 クワタ自動車整備工場/東京都日野市/桑田和茂

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KUWATA JIDOSYA SEIBI KOJYO

TAKASHI
KUWATA

クワタ自動車整備工場

桑田和茂

手に職をつけなければと、異業種から自動車業界に身を投じた桑田代表。
しかし、転身当初は苦難の連続だった。
過去の苦難を乗り越え、沢山のお客さまに恵まれている現在でもまだまだ勉強の日々だと桑田代表は語る。
どんな車が来てもすぐに整備できるよう工具を揃えている面も桑田代表のユーザー目線での対応や、業界の先を見据え続けてきた考え方の表れだと感じた。

取材:サイバーブレーン金澤

「自動車整備は日々勉強」そう思ってお客様の車を真摯に整備する事を、今でも大切にしてますね。

事務所や工場が綺麗ですね!最近リフォームなどされたのですか?

実は昭和39年くらいから建物変わってないんですよ。都度修繕などはちゃんとしてますよ。父の代からやってまして、ディーラーさんの下請け工場としてやっていたんですよ。協力サービス工場って感じですね。昔はスマホが普及したのと同じぐらい自動車が普及して、自社工場の整備が追い付かなかったんですよ。だから協力工場にお願いしてって感じで、昔はね。色々あって、私の代からディーラーからの下請けは辞めちゃったんだけどね。元々僕は、車屋さんじゃなかったんですよ。

以前は異業種に?

今はこうやって整備をしてますけど、元々この業界に入るつもりはなかったんですよ。以前は旅行代理店で営業の仕事をしてたんです。色々あってその仕事を辞めて、元々父がやってたこの整備工場に来たんです。でも、2代目として私がここに入ったときに急に仕事がなくなってしまって凄く焦りましたね。

何か対策などはされたのですか?

対策したくても何もできなかったね、いきなりぱったりと無くなっちゃったんだもん。全くなんにもなかったから。お店の看板もないし、料金表もないし...どうしようって感じでしたね。本当に仕事がなくて...、その間はずーっと自動車整備の勉強をたくさんしてました。以前働いてた所に居たときは、手に職つけたほうが良いなと思ったんですけどね。世の中何があるか分からないじゃないですか。それで戻ってきたんだけど、また茨の道でしたね(笑)お客さんを呼び入れて定着してもらうまで、もの凄い時間もかかりましたね...20年くらい。もう、生き残るために本当になんでもやってましたよ。整備も勿論、車も売ったりね...。今現在はピットが空かないくらい沢山のお客様に来ていただいてますが、まだまだ僕の理想とする工場にはなってないんです。

大変でしたね、現在は車の販売はされてるのですか?

販売はしていますよ。前は店の前に車並べてたんだけど、今は並べられないくらいお客さんが来てくれるようになったので、今のメインは国産車の整備をやってます。後はタイヤの販売と、タイヤの組付け機を導入して、組付けとかもしてますよ。

異業種から車業界に入って衝撃的だったことはありますか?

今じゃ当たり前だけど、昔は見積もりをとるとか料金表があったりとか...そういう習慣は無かったんだよね。僕は営業やっててそういうのが当たり前だと思ってたけど、当時この業界に来て実際に仕事をしてみるとさ、車検出したらいくらになるか分からないとか、料金表もなければ見積もりもなしで凄い業界だなって思ったよね。車検通して納車して「じゃあいくらです」で成り立っちゃうんだなぁって、びっくりしましたね。

    

来店される年齢層はどのぐらいですか?

若い方はあまりこないね~、30代後半から免許そろそろ返す時期かなって方が多いですよ。今ってさ、なかなか専業工場に飛び込みで持ち込んできてくれる事って、そうそうないと思うんだよね。凄い勇気いるだろうしさ。今は来てくれるお客さん全員の車を、真摯に整備することに専念してますね。定着して頂いてるお客さんのほかにも、最近新規の方も来てくれてるので、本当に感謝ですね。

お客様が定着しつつ新規の方も来ていただいているということは、桑田代表の人柄や工場の雰囲気が良いからなのかもしれないですね。

そうなのかなぁ、そうだといいんだけどなぁ(笑)多分クチコミとか紹介で来てくれてるのかな?って思ってるよ。ありがたいです。でも僕のなかで心がけてる事があって、工場内はなるべく綺麗にしようと思ってやってるんだよね。お客さんが来た時に、そんなに意識して見てはないんだろうけど潜在的に「なんか散らかってるな」か「綺麗だな」ってどっちかは感じると思うんですよ。部品がたくさん転がってる工場とか、お客さんも少し不安になっちゃうかなって。だから、そういうのはちょっと大事にしてるかな。整備は勿論、第一印象とかもしっかりしなきゃなって。後は、僕工具が大好きで。工具見てると、ときめいちゃって(笑)なんで工具が好きかって、無駄なく効率よく仕事がしたいからなんだよね。時々、特殊工具がないと外せない部品があったりとかしてさ、用意できてないと時間がもったいないじゃない。だから、何が来てもすぐに作業できるようになんでも揃えるようにしてるんですよ。それってお店側にしても、お客さん側にしても、いいことしかないと思うんですよね。

桑田代表は、車は昔から好きだったのですか?

それが、そうじゃなかったんだよ(笑)小さいころから見てるから、好きというより生活の一部みたいな感じになってて。うちの父がワーワー言ってた理由も、整備するようになって思い返してみると「あ、わかるなぁ」って思ったりとかしますよね。この業界をはじめからやってる人に比べたら、異業種からの転身で遅れてスタートしたわけになるよね。レベルが全然違うように感じちゃって、昔は追い付けるのかなって不安にもなったよね。

これまで整備をしてきて嬉しかったことなどはありますか?

整備も日々勉強だからさ、前できなかったことができるようになった時とか一番嬉しいかな。10年間は本当に地獄のような日々で、分からないことが毎日で...何が分からないのかも分からないみたいなね。今でも新しい発見もあるし、今でも勉強し続けてる感じですよね。

整備面などで、桑田代表が得意とすることはありますか?

僕はね、どちらかというと電子制御面が得意なのかもしれないって自分で感じてまして。昔から、将来的にはキャブ車よりも電子制御面を重視したほうがいいかなって思ってあらかじめ勉強してたんですよ。だから、初めて出たときの診断機も飛びつくように買いましたよ(笑)診断機を始めて買ったときは「これ繋げばすぐわかるんだろうな」って安易に考えてたんですよ。でも、実際そうじゃなくて、電圧とかパルスとか色々見ることはできるんだけど「その数値が正常値かどうかって読み解く力が必要だな」って、買って使った瞬間にすぐ気づいて(笑)そういうのを理解するためにディーラーさんから聞いたり、自分で必死に勉強したりとかしたね。だから得意とする事としたら、旧車から現代の車までなんでもできますよ、ってところですかね。今となっては、この仕事は本当に天職だと感じてますよ!

冒頭に、桑田代表の目指す工場には至っていないと仰ってましたが、桑田代表が目指す工場とはどのような工場ですか?

よく聞かれるんだけど...この先この業界がどうなるかなんて、分かるわけがないんですよね。先を見すぎても、本当にわからないから(笑)だから今できることを必死に、真摯に、一生懸命やっていかなきゃなと思ってますよ。今を一生懸命生きるぞ!って感じだね。もちろんあらかじめ予測できるであろう部分については、しっかりちゃんと準備して臨みたいと思ってますよ。後は、人をもう少し増やして工場をもっと動かせるようにできたらいいなと思ってます。

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クワタ自動車整備工場

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定休日:日曜日・祝日

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