車の匠 No.277 佐野自動車/東京都八王子市/大沢めぐみ

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佐野自動車

大沢めぐみ

男性社会が根強い整備業界に、敢えて自ら足を踏み入れた大沢さん。 そんな大沢さんには、現在に至るまで様々な悩みや苦労があった。
男性が大多数を占める業界に身を投じる中で、女性ならではの悩みや苦労を 解決してきた大沢さんの瞳には、確かな自信が宿っていた。
技術力も然る事ながら、女性ならではの目線と感性でサービスを提供する大沢さんの工場には、 確かな温もりを感じた。

取材:サイバーブレーン金澤

「女性でも認められるよ!」「諦めなければちゃんとできるよ!」というのを伝えていきたいです。

現在は何名で工場を稼働させていますか。

今は5人ですね。 父と母と私の3名と、他3名の整備士でやっています。

メイン事業は何をやっていますか?

国産車から輸入車まで手広く整備を受け入れています。 後は、ちょっと他の工場とは違う部分として「テスター」という部類が作業全体の6割ぐらいを占めていますね。 そのテスター作業の傍らで、トラックから普通車や輸入車、軽自動車までやっています。 外車などは、診断機を使用してコンピュータに介入できる部分までしか作業はできないですが、ここでできることは何でもやっています。

不安などはありませんでしたか?

不安はありました、できるのかなって思ってました。 専門学校でも、当時は沢山の男の子ばかりの中に、女の子が数人いるくらいでしたので。 でも、次第に気分的に男女という感じではなく、同じ道を志す同志としての意識のほうが大きくなっていましたね。 その意識が、普通に就職にきてディーラーに就職をしてという感じでした。 先輩にもたくさん可愛がって貰えましたし、抵抗というより自然な流れでこうなった...という感じですかね。 環境が良かったのかもしれません。同期に女の子も少なかったですが数人居ましたし、男の子ともみんなで境無く行こうという意識で。 当時は就職した後もお客様に成長させてもらった感じがあって...、「何もわからないしできない」それでも整備士の肩書だけがある状態で(笑) ただ資格を持ってるだけだったので、お客様に質問されても答えられなくて「言えない、恥ずかしい」という思いがありつつ、でもやらなきゃいけないので 自分で少しづつ勉強をして...という感じでした。 周りの方の手厚いサポートもあり、今ここで整備をできている私がいるのかなと思っています。

沢山の方の協力を経て現在があるとの事ですが、過去に「これはすごく苦しかった」と感じた事などはありますか。

ありますよ、やっぱり女性の整備士って常に下に見られちゃう部分があって。 ディーラーに居たときも、お客様が来店されて「いらっしゃいませ」の後に、男の人をみんな探し出しちゃうんですよね。 当たり前のようにそれが毎日続いていた訳ですけれども、次第に「認められてないんだな、嫌だな」って思うようになってきて。 ディーラーさんとかに分からないことがあって電話するときも、やっぱり電話口の対応で下に見られてるのが凄い分かっちゃうんですよね。 それが本当に嫌だったので、自分で全部調べつくして、調べても本当に分からない部分についてだけ電話をするようにすると 「なんだ、そこまでやってるのか」という感じで、徐々にちゃんと教えてくれるようになったというか。 最近は私も堂々としてる部分もあるからか、蔑ろにされることはそんなに無くなったんですが、それでもまだある時はあるので...。 第一声が「できるの?」とかだったり、お客様に認められてなかった部分とか、色々ですね。

そのような経験をされて、現在は「佐野自動車」をどのような工場にしたいと思っていますか。

女性目線の会社にしたいなとは、前から思ってはいました。 言ってはなかったですけど、そうだったらいいなっていうのはずっとありましたね。 そう思い始めたのは、30代半ばぐらいだったと思います。 女性整備士でも認めてもらえる環境といえばいいんでしょうか...苦手だったとしても、車をもっと好きになってもらいたいというか。 「私ができたから、大丈夫できるよ」って言ってあげられる環境を作ってあげられればいいなと思ってまして。 来年、専門学校からまた一人女の子が入ってくるので、その子のやる気に合わせて私もフォローしてあげたいなと。 夏休み等には、インターンシップの受け入れもしていますね。 あとは、女性って家計を管理してる方が多いと思うんですよね。 なので、女性目線でお客様ともお話をできるような工場にして、お客様も車に対してもっと興味を持ってもらえたらいいなと思ってます。

大沢さんなりのこだわり等はございますか。

基本は妥協したくないという部分でしょうか。 うちはテスターなんかで言ったら「他ではできなかった作業が、佐野自動車に来たらできた」っていうように お客様に思ってもらえるように、どんな作業でも諦めない...テスター作業や整備、色々なことに対してですね。 整備面では、プラスαって改めて考えると結構難しいんですよね。自動車整備の基本的な作業は同じになるので...。 それなら、女性特有の面でそういう部分を活かしていけたらいいなと思っています。 女性ならではの、対応の柔らかさというか安心感というか...そういうところでお客様の不安感を抑えて、尚且つ安心 させてあげられたら良いなと思ってます! 後は、「他ではできなかった作業をやりましょうか?」と言ってあげられるようにできればいいなと。 どんな作業内容でも、まずは「やってみよう!」の姿勢を大切にしていきたいです。

お客様に喜んでもらえたエピソードや、大沢さんが嬉しかったエピソードはありますか。

「おまかせで」と、作業などを依頼してくれる方が結構いらっしゃるんですよね。 私を信頼して、私にすべて託してくれているんだなと思って。それ自体がまず凄く嬉しいですし、やりがいにもなります。 「他で買った車も、ここで診てくれるの?」とかもよく聞かれるのですが、「もう是非診させてください!」という感じですね! また佐野自動車へ戻ってきてくれるのが本当に嬉しいですね。 整備や買い替えなど色々ある中で、お客様のその後の事を考えて色々伝えた後に感謝されたりとか...沢山ありますね。 なので...これからも嘘偽りなく、お客様と真摯に向き合って正直にお付き合いをしていきたいと思っています。

佐野自動車にしかない強みや特色はありますか。

やっぱりみんな女性整備士で、一丸となってやっている会社という部分でしょうか。 チームワークというか、協調性というか...そこはもうどこにも負けないんじゃないかなと思っています。 1人1人がチャレンジに臆さず、なんでもできて...尚且つみんなで協力しながら整備をできているという部分が うちの特色だと思いますね。 他の子も今よりレベルアップできるように、これからもしっかりサポートを続けていきたいですね。

今後の目標と、整備士を目指している女性へのメッセージはありますか?

「女性でもちゃんと認められるんだよ」っていう会社を目指したいですね! 最初は父親が基礎を築いてくれて、今自分たちがしっかり働けている現在を見つめなおすと、「ちゃんと 工場を存続させなきゃ」って思いがあるので、3代目となった場合の基礎固めを今はしっかりやらなきゃって思っています。 業者さんにも、もっと頼られる会社にしたいなとも思っています! みんなの生活をちゃんと守りながら、お客様もスタッフも、両方とも大切にできる優しい工場を目指したいです。 メッセージは...「嫌なこともあるかもしれないけど、興味があったら逃さずチャレンジしてみて!!諦めなければ、やればできるよ!!」ですかね!(笑)

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