車の匠 No.284 車工房 MAESAWA/東京都江戸川区/前沢幸二

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Car Workshop MAESAWA

KOUJI
MAESAWA

車工房 MAESAWA

前沢幸二

初見は話しかけずらい職人気質が滲み出ていた前沢代表。しかし話をしてみると、とても気さくな人だった。今の時代には珍しいお客様に合わせた閉店時間。
無理難題な仕事もしっかりと、やり遂げる真面目な一面も伺えた。
優しい一面と面白い一面、お客様を第一に昔気質なとても豊かな人間性を感じた。
人との関わり合いを大切に、協力し合う心が車工房とお客様の架け橋となっているのではないだろうか。

取材:サイバーブレーン斉藤

お客さんが必要としてくれてる時に力になれないのは嫌だよね。

起業されるまでの道のりは?

まず起業してから今年で13年目なんだけど色んなことがあったね。高校を卒業して普通の民間の工場に就職したのね。 この一つの会社で修行じゃないけど、20年くらい仕事させてもらってたのよ。それで上がなくなちゃうし、40歳になちゃったし、 どうしようかなって言うところで、一つの企業で上から下まで全部やり始めると、とんでもないから、だったら一人で起業するかってなったね。 やっぱり一人でやれば、しがらみもなく自由にできるじゃない。

一人で起業となると、とても苦労されたのでは?

もちろん資金集めは大変でしたよ。退職金を充てても足りないんだから。おかげで退職金が全部なくなっちゃったよ。(笑) あとは借金して今も借金だらけだよ。

想像を絶する苦労ですね(汗)

まぁ誰でも最初はそうだと思うよ。ここの場所も最初は借りていなかったんですよ。ずっと軽自動車一台に道具を積んで 出張というかあっちこっちの車屋さんに「なんかありませんか~?」って言ってさ、まぁ簡単に言えば便利屋さんだよね。仕事をもらえた時はその場所を借りて、 道具は全部積めないので、レンタル倉庫を借りて、オイルとか色々置いといて、お客さんがオイル交換したいといったら一度コンテナに戻ってきて、必要になるものを 積んで、また現場に行ってオイル交換して廃油もでるから引き揚げてまたレンタル倉庫に行ってって感じで出張サービスをやってたね。これを半年くらいやってたかな。 んで最初は車屋さんの人と間借りをしていたんですよ。でもねやっぱり上手くいかないんですよね。お互いにね、時間の差があったり、 やり方の差があったりで全然だめだったのよ。

ダメだったのですね(笑)

そうね(笑)だからひょこっと出て、裸一貫になって出張サービスを続けながら場所を探していたね。 結局、前の会社って一般の中くらいの企業なのよ。出張サービスってJAFみたいな仕事もするんですよ。結局整備もするんだけど保険会社さんから電話が来たり、 さんか補償屋さんら故障したって電話が来ると車に乗って現場に行って修理して引き揚げてくるとかレッカーしたりだとかそういう仕事をずっとして来たので、 出張系だとか故障系のノウハウをどんどん蓄積できたから、今は電話でお客さんから症状を聞けば指示を出して俺が現場に行かなくても改善できるようにはなったかな。

苦労した甲斐がありましたね!車業界に就職しようと思ったきっかけは?

自分は元々車が大好きだったんだけど、高校進学の時にコンピューター関係に行こうと思って電子の方に進んだんですよ。車が好きだし趣味でオートバイクいじったりさ。 んでたまたまそっちの方に行ったら車業界が電気の時代に入ったから「ラッキー」ってね。それこそ基盤見たりとか旋盤とかやったりさ。 もちろん時代背景もあるけどさ。昔は車を持ってないとデートにも誘えないような時代だったからね。 あとは昔からセリカが大好きだからかな。

他の業種をやろうと思ったことは?

板金も塗装も前の会社で部署ができるっていったときに移動したり、自分からやりまーすって言ってやったよ。その中で整備を選んだのは場所が狭くても出来るからね。 音もあまり出ないし、淡々と車をいじれるからね。起業することを考えたらやっぱり俺の中ではやり易さもあったからさ。

起業して良かったことは?

しがらみがなくなったし、自由にやれるようになったことかな。あとは仕事の順番やペースを決められることだね。 例えば今何かをやっていてお客さんがきて、それを先にやってからさっきの仕事に戻ろうとかね。これは午後やってこれは明後日までにとかね。 会社勤めだと今日中にこれをこれだけやれって言われてさ、どう考えても無理だろって仕事量が来たりさ。そういうのがないのは伸び伸びできてすごくいいよね。 あとは会社勤めの時はお客様の顔を見ることもなく、診断書を渡されてそこをみて修理したりしなかったりで、やっぱり不具合が出た時の話を聞かないと 分からないことが多いから。今はお客さんから直接症状を聞けるし、アドバイスも直接出来るから凄く良いよね。

ズバリ!お客様が車工房を選んでくれる理由は?

それはね、うち滅茶苦茶安いから。あといい加減なところかな。良いから感がいいところかな。本当これくらよ。サービスじゃないけど、 夜中までやってることがほとんどだからね。お客さんって仕事が終わってからオイル交換したくても普通のお店空いてないじゃない。 例えば職場まで電車で通っていて仕事終わって家に帰って車を取ったりさ、土日お出掛けするのに平日の仕事終わりしか時間がないじゃない。 だからゆっくりで大丈夫だからご飯食べてからおいでっていってあげるし。他のお店が出来ないことをしていきたいからさ。

神対応ってまさにこのことですね。そんな現在の課題は?

儲からないところかな。去年なんてストレスで10日も入院しちゃったくらいだよ。若い人の車離れもあってどこも大変だと思うよ。 友達に「値段上げたら」?ってアドバイスをもらうこともあって、考えたこともあったけど、やっぱりお客さんがあってこその仕事だから、 難しいけど値段を上げたりすることはできないよね。だってネジが錆びてて取るのに3時間かかったとしてもお客さんは悪くないでしょ。工程が同じなのに こっちの都合で時間がかかったからって値上げしたらお客さん納得できないでしょ。もちろん「大変だったよ」ってお客さんに言うことはあるけどね(笑)

しっかり伝えないとですね! これからやりたいことは?

本当はセリカが大好きだから旧車を専門でやりたいけど、旧車に乗ってる人は少ないし、ただでさえ若い人達が車離れしているのに採算取れないでしょ。 例えば病院に行って身体が大きくても小さくても診察料は同じでしょ。そりゃ薬は量によって値段は変わるけど、それと同じで旧車の整備も部品は違えど、やることは 基本的に同じだから値上げすることもできないでしょ。 こうなるとやりたい事が現在の課題に繋がっていくんだよね。それでも伸び伸びやっていけたらいいよね。

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