車の匠 No.303 有限会社ツーブリッジ/千葉県流山市/富澤美佐男

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two bridge

MISAO
TOMIZAWA

有限会社ツーブリッジ

富澤美佐男

17歳で自動車整備の道に進み、今日まで自動車業界に携わり続けている富澤代表。整備、板金、中古車販売を学んだ後に平成元年に創業し、時代のニーズに応えながら今もなお地域の中古車市場を支えている。創業当初から絶対の自信を持っているのは、店頭に並べる中古車の綺麗さと清潔感だ。

取材:サイバーブレーン斉藤

「中古車だから汚くてもしょうがないという発想は、私のなかの理念にはありません。お客さんから『きれいだよね』って言っていただきたいがために、内外装のクリーニングは徹底的にやります」

まずは代表の歩みをお聞かせください。

学生の頃から早く免許を取って車が欲しいと思っていましたね。実際に自動車修理の仕事に携わったのが17歳のとき。そこで10数年、経験を積んだのですが、系列の中古車ショップの店長もやらせていただきました。そこで運営、管理をしているうち、自分で運営をしたほうがやりがいと収入を多く得る近道なのかなと思うようになって、ひとまずその会社を辞めたんです。それで今度は板金の技術を身に付けたいと考え、車の修理・販売の会社に移りました。そこである程度、車の販売と修理を身に付け、平成元年に個人事業主として独立したという流れです。法人化したのが平成11年ですね。

法人登記に至るまでに、苦労したことなどはありますか?

無店舗販売からのはじまりだったので、そうすると紹介で月に数件だけの販売しかできず、増やしていきたいと思ってもユーザーからすると見えない部分なので、なかなかそこは難しい部分はありました。ですから、端的に言えば売り上げを伸ばすのが大変でしたね。それで無店舗販売からさ脱却するために、法人化にすることに決めました。現在は私を含めて3名で運営しています。

地元の船橋で店を開こうというのは考えなかったのですか?

まずは、船橋という地域は中古車センター街があって競争が激しいので、あえてそこに出そうとは思いませんでしたね。流山市を選んだのは、仕事をするうえでの立地条件が良かったからです。例えば自動車オークション会場に行くのに都合が良かったという面はあるし、仕入れた車の陸送費の面でもちょうどよかったですよね。あとは平成11年に関しては、これから人口が増えるという情報もあったと思います。その後は松戸に1店舗、流山にもう1店舗、出展していた時期もありました。

集客についてはいかがですか。

街道沿いに店を構えているので、ここを通る人が来てくれるケースが多いですね。それが8割がたじゃないかな。ただね、流山というところは交通機関が便利になってきたので、車が必須ではなくなってきているのかもしれません。あとはネットからの問い合わせですね。

そもそも、車が好きになったきっかけは?

この業界に入って何が一番、早く手に職がつけられるかと考えたとき、自動車整備士に行きつきました。笑い話だけど、刑事ドラマなんかで刑事が来たときに車の下から寝板で出てくるようなイメージが、自分のなかでも何となくよかったんでしょうね。そんな時代だったんだろうと思います。

いま、中古車市場の変化を感じる部分はありますか?

昔に比べて軽自動車の購入率は高くはなってきています。各メーカーも1000cc、1500ccクラスの車がなかなか売れづらくなっています。2000ccのミニバンなんかは人も乗れていいのですが、昔のVIPカーと呼ばれる世代のお客さんが減っていることによって、セダンが動かなくなってきたね。 いまの軽自動車はそれなりに広いし燃費もいいし、かつ市街地を走っているぶんには乗用車に引けを取らないくらいの走りはしてくれます。高速道路でも問題ないですよね。

カスタムに関してはいかがですか。

私は整備をやっているときから、エンジンをいじってみたり、そういったことは好きだったんですよ。ただ、そこにしがみついていることがビジネスにつながるかと言ったらそうではないので、今はやめています。昔はローレルに乗っていて、グラチャンなんかにも行きましたけどね、最近は全く行かなくなりました。

いまは若者の車離れなどと言いますが、業界について感じる部分はありますか。

いま、ユーザーのなかで所有するという感覚から離れていっているんじゃないかな。自分のものという意識が薄れてきて、シェアとかレンタルとかもあるので、時代背景がまるっきり変わってきています。それに関しては、私自身も生活していて軽自動車で出社するだけだからね、そこまでのこだわりはありません。

車離れを食い止めるための案などはありますか?

例えば自分たちが10代で車に乗り始めてきたときのイメージの状態でビジョンを描いてきたけれども、ここ何年かで日本の車というキーワードが非常に違った方向に行っているとは感じていて、難しい部分はありますね。我々としても夢を持ってやっていくべきなんだろうけど、購入者もビジョンを持っていないと、なかなかお互い通じ合うものはないよね。結局、自動車というアイテムをどう利用するかはユーザーさんだから、私たちがいくら提案してもそこに賛同できるユーザーさんは一握りにすぎません。そんな時代だからこそ、新しい発想も必要なのかもしれませんね。

そのなかで御社の課題とは?

車を今の若い人たちにどうアピールするかが問題であって、それが一つの課題でもあるのかなと。これだけ手探りの状態でモノを掴もうとしても、なかなか伝わるものも伝わらないっていうのは今の世の中であって、発信する側からすると「いい車ですよ」といったところで、今はそこじゃないんでしょうね、たぶん。それとみなさん錯覚を起こし始めているのが、いわゆる仕入れ価格と販売価格の差です。販売側からすれば、利幅が狭まってきているのが実情です。これだけの情報社会で相場もある程度、購入者のほうで把握していることが増えていますから、そんなに儲かる業種ではなくなっていますよね。いずれにせよ、仕事とビジネスは違うわけで、仕事は体を使って頭の中で描いた作業を一日こなすこと。ビジネスっていうのは、いかにどうやって今後のビジョンにつなげて、それが形となって収入となるというのが私のなかのビジネスのイメージですね。

では、これからやっていきたいことなどはありますか?

販売というビジネスの完成系は出来上がっていますから、それ以外をどうするかですよね。うちは数十年前からコンビステアリングなどアフターパーツの販売をしていたり、オリジナルの部分ではやっていますが、やはり海外に向けての発信が大事になると思います。今までは海外からの発信があっての仕入れと販売だったけど、今後は日本のパーツというものをいかに海外に出せるかとか、そのあたりが大事なってくるのではないかと。車の輸出は飽和状態だろうから、そこには手を出すつもりはありません。ただ、日本車っていうキーワードで言えば、ミャンマーなんかでは8~9割、日本車が走ってます。そういった部分では必要とされる部品があれば、海外に発信するという方向ですかね。

それにしても創業から30年、時代の移り変わりはあったと思いますが、その中で続けてこられた要因は何ですか。

車に対する自分の趣味を捨て、時代に合わせた商売をしてきただけです。この業界の成功者は自分の趣味を捨てるというパターンと、趣味を仕事にするパターンの2通りがあると思うのですが、私の場合は趣味を仕事にしてしまうと、どこか割り切れない部分が出てくるのではないかという懸念はありましたね。

では最後に、ツーブリッジさんがお客さんから支持されているポイントは何ですか。

ファーストアタックの部分で、車が語ってくれるんじゃないかな。要するに車の見栄えがいいってことです。中古車だから、人が使っていたから汚くてもしょうがないという発想は、私のなかの理念にはありませんでした。だからお客さんの口から出ますよね、「ほかの中古車屋ではこんなにきれいじゃない」って。屋根がある店舗じゃないので、外装については仕上げてから並べますけど、特に内装に関しては妥協せずにお客さんから「きれいだよね」って言っていただけるように、一生懸命にクリーニングしています。車を再生するにあたって最低限、やれるところまでやらないと、ユーザーさんは褒めてくれませんよね。

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