Figo paso do Ble

TAKASHI SHIBASAKI

フィーゴ・パソ・ド・ブレ柴崎多加至

とても素敵な声でゆっくりと話をされる柴崎代表。 研究心が旺盛だが車だけではなく、お客様の心の中の研究もされていて、自分自身の研究も怠らない。 ストイックというと柴崎代表は「違うよ」と笑うが、極めたいという気持ちが伝わってくる。 経年劣化しない車を一緒に楽しむならFigo paso do Bleで柴崎代表のプレゼンテーションを 聞いてから車を決めてみてほしい。

「買いたいからください」ってお客様もいると思うんだけど、もっとお客様にぴったりくる一台ってあると思うんだよね。

起業はいつですか?
起業は平成11年です。 その前は雇われていたんですけど、平成11年から自分の会社としてスタートした感じですね。 大学卒業してすぐに車屋ってわけではなかったんですよ。 職人仕事したりね(笑)デスクワークっていうよりもモノを作ったりする方が好きだったんだよね。 だから今でも「車屋さんらしくないEQ(Emotional Intelligence Quotient)の高い車屋」でありたいなと思っています。
起業当時からイタフラ専門だったのですか?
平成5年から平成11年になるまでの間はクラシックミニの 専門でやって、平成11年になる前に少しずつイタフラに変えていったんです。
クラシックミニからイタフラに変わったのはなぜですか?
クラシックミニに興味を持ったのはありきたりかもしれないけど免許を取って、最初にクラシックミニに乗ったんですけど、その時ってブリティッシュパンクのムーブメントが来ていて、洋楽なんかもはまるわけですよ(笑) その時に注目していたのがイギリスだったので、自分の車もブリティッシュにしたいと思って車を選んだりしていましたね。 ロールスロイスのシルバーシャドゥにも乗っていましたよ。小さい車限定ってわけではないんです(笑) トラディショナルなブリティッシュが大好きだったんだけど、アウトビアンキA112アバルトとかリトモ130TCとかを見てクラシックミニに乗っている自分との差を感じちゃったんですよ。 ファッションとしても特徴が厚くて、芸術的なインスピレーションや文化としても洗練されている感があってね。 このセンスってもしかしたらニッチかもしれないけどマーケットとしてはエッジが立ってて面白いかも!?って思ったんだよね。
そのほかに扱った車は?
アルファロメオは誰よりも触ったし、販売もしたと思うな(笑)
お店の前にレース用の車もありましたが出場されているのですか?
イタフラのワンメイクレースに出たりしていましたよ。マセラティギブリカップ、マセラティシャマルなどでマセラティトロフィーレースにお客さんと出場していました。 自分でも走って、お客さんと楽しみながら研究して、お客さんでも走りたいって人がいるので自分が得た知識の応用をしたりしていました。 あまり有名なカテゴリーではないんですけど、海外にはレーシングカーを販売してアマチュアのレーサーが買って走るってよくあることなんです。 ルノーメガーヌバージョンクープとアルファロメオGTVカップの本物のレーシングカーを海外から持ってきてさらに作りこみしたりしましたね。
お客様と楽しみを共有できるって素敵!
でも最初からレースやるって目的で来る方より、イタフラ車を買って普通に乗る人もいればオシャレにしたい人もいるし、走りたいって人もいるので、それであれば安全に楽しんでほしいじゃないですか。 大人の趣味だよね(笑) スポーツタイプだと公道は飛ばせないじゃない? 1分1秒のタイムを削る派の人もいれば、エンジョイ派もいるからね、イタフラの本格派にも趣味派にもそれぞれの喜びをもたらせるショップじゃないといけないと思っています。 本物と疑似的なものでは差が出ちゃうからさ、自分でも乗って車をわかっていないといけないな~と思って車づくりするようになりましたね。 今は走る車っていうより、品のある車にスイッチしましたけどね。
確かに今は走ります系の車は少なくなってきましたよね。
車の楽しみ方も変わってきましたよね。 やんちゃな車が認知されない時代になってきたのもあるけど、自分とお付き合いしているお客さんも大人になってライフステージが変わってきているものあるんだよ。 昔はやんちゃ坊主だけど、今は大人のおしゃれみたいなのが増えてきたかな。 起業した当時からは変わってきたよね(笑)
凄くお客様の変化に対しての心くばりをされていらっしゃるように感じます!
根本的に研究したりするの好きなんだよね。接客に対しても、車に対しても。 心を動かすプレゼンテーションって大事だと思わない? 「買いたいからください」ってお客様もいると思うんだけど、もっとお客様にぴったりくる一台ってあると思うんだよね。 知識や技能を高めながら、お客様のサポートして、そこから新たなドアが開いたら人生面白くなるよ。 だってさ、自分が欲しいと思っていなかった車のすばらしさに触れてワクワクしたお客様の顔見たら楽しくない? それをお客様と一緒に楽しめたら最高だよ。
そういうワクワクするようなプレゼンテーションができる車はどうやって選ぶのですか?
あまり一般的じゃないものを注視してるね、あと、維持のハードルが高いもの。 普通に流通していなくて、日本で見かけるのが少ないものかな。 でも、維持にお金がかかったりするものって状態としてはあまりいい状態で残っていない事がほとんど。 そういう時は直すよ。リペア?再生?そこはこれまで知識と技術は蓄積してきたからね。 人も車も同じ「悪いところもあって良いところもあって車」きちんと走ることは大前提だけど、どうしても部品を探すことも難しいってものもあるんだけど、専門店を名乗るからにはできないとかわからないって言いたくない。 あ、でもプロを名乗りすぎるのはちょっとカッコ悪いかな(笑)
技術の蓄積ってなかなか難しくはありませんでしたか?
う~ん…お客様のサポートをしながら、ほかのディーラーさんから相談されて修理を受けることもあったからね~。 今はあまりやっていないけど、前はすでに保有している人が「満足していない」「もっとこうしたい」と思って色々回るけど、どうにもならなくてここに来られたこともありますよ。 凝りすぎないようにはしてるけど、やっぱりそこは「極めたい!」って気持ちと研究好きが止まらなかったんだと思う。 今は自分のお客様が最優先だけど、血の通ったショップであるためには最低限必要なステップだったんじゃない?
イタフラにこれから乗りたいなと思われる方へアドバイスをお願いします。
まずは、買ったときの状態が一番良いって思われていると思うんですけど、実態は買ってから自分のものにするにあたって、きちんと準備ができるショップを選ぶのが良いと思いますよ。 運転手が一人じゃない場合もあるわけでしょ? 奥さんがのったり、旦那さんが乗ったりするわけだし。 5年10年経った時に退化しちゃうようなサポートしかできないショップだと後々しんどいと思う。
まずは、買ったときの状態が一番良いって思われていると思うんですけど、実態は買ってから自分のものにするにあたって、きちんと準備ができるショップを選ぶのが良いと思いますよ。 運転手が一人じゃない場合もあるわけでしょ? 奥さんがのったり、旦那さんが乗ったりするわけだし。 5年10年経った時に退化しちゃうようなサポートしかできないショップだと後々しんどいと思う。
車はポルシェに力を入れたいなと思っています。 ポルシェって走りの質も耐久性も全てにおいて極めてるよね! 個人的には別のジャンルの仕事もできたらいいな!

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フィーゴ・パソ・ド・ブレ

048-772-8549

営業時間:10:30?20:00

定休日:水曜日

埼玉県上尾市本町3-8-1

https://figo.ne.jp/